謎めいたCIS太陽電池についていろいろ書いて来ましたが、結局、謎めいたままと言うか、かえってこの電池の動作が判らなくなってきました。特にこの4月の陽気の中で当家の屋根太陽電池が定格を大幅に上回る発電を示したのに、それを説明することができず、少し混乱しています。
どうもやはり実発電能力がかなり上がっているのではないかと思われます。CISの実発電量が大きくなるのはソーラーシミュレータと自然光のスペクトルの違いだろうと書きましたが、それ以上の効率増加がありそうで、やはり光照射効果のようなものがあるのではないかという気がしてきています。
おおざっぱですが、CIS太陽電池の特性について次のような想像をしています。
- 実発電能力は光のスペクトル差と光照射効果で定格より10数%上がる。
- 温度係数は結晶シリコン太陽電池よりやや大きい
今のところ、これぐらいの想像です。夏場の特性を見たら、もう少しおおざっぱさが減るかもしれません。
当家の屋根太陽電池は定格で4.59kWですが、東向き、西向きがあるので、南向き換算で4.3kWとして、他の発電所と比較するようにしてきました。これまでのところうまく一致してきましたが、上記のように仮定するとこれが崩れるので悩ましいところです。仕方がないので、もう少し詳しいことが分かるまでは、当家の屋根太陽光発電は南向き換算4.3kWという形で評価を続けることにしています。
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