昨日の続きです。パワコン毎のモニタリングが有効だという話からです。
パワコン毎のモニタリングは有効(野立ての場合)
私自身はパワコン毎のデータモニタリングをしていません。しかし、分譲発電所の方は同じ場所にいくつもの低圧分割の発電所が設置されているので、それらのうち保守会社が運営している発電所のデータを貰えるような保守契約にしました。この結果、同じ場所に設置された他の50kW発電所と比較モニタリングが可能になりました。自分の発電所の状態を判断するのには他の発電所と比較するのが一番だろうと思い、そのような契約にしたのですが、それが大変便利であることを実感しました。
私のような状況でなければ、比較のために同じ条件にある発電所を見つけ、そのデータを採るというのは難しいかと思いましたが・・・・、
よく考えてみれば、野立ての発電所はいくつものパワコンを同時に動かしています。最近のモニタリングシステムは便利になってきて、各パワコンのデータを採れるようになっています。これを利用すれば私と同じように、同じ条件の発電所の比較をするのと同じことができます。これはぜひ利用した方が良いでしょう。
モニタリングの中にはストリング毎のデータまで採れるものもあります。より細かくデータを採る方が変化を早く知ることができますが、ストリング毎になるとデータ量がかなり多くなりますので、そこまで毎日作業できるか良く考えてから決めた方が良いでしょう。とにかく、パワコン毎の比較でも十分に異常を発見することはできます。
ただし、パワコン毎ですと5kWぐらいになりますので発電データだけを見ていてもなかなか変化に気がつかないかも知れません。これを避けるためには、パワコンのうちどれかを基準にして、それとの比で管理していくとよいでしょう。私の場合は発電所ごとのモニタリングですが、下表のようなEXCEL表を作って管理しています。
見づらいかもしれませんが上の表で、一番左は日付ですがその次が自家の発電所、それから右に4つ比較のための発電所のデータが表になっています。毎日の発電実績をそれぞれの欄に記入すると、後はkWh/kWと比が自動的に計算されるようになっています (kWh/kWというのは私が良く使うパネル1kWあたりの発電量です)。表の比の値がそれぞれの発電所でだいたいいつも一定になるはずなので、変化があるとすぐに判ります。
このようにして、発電所の中に微妙に劣化しているものがあることに気がつきました。
何かの参考になれば幸いです。
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