最近はAIが流行っていますので、太陽光発電の診断をするものも当然出てくるだろうと思っていました。多分、他でもいろいろやっているのでしょうけれど、住友電工から出てきたというニュースがありました(太陽光の発電不良、原因を自動分析する解析システム)。
住友電工のものは、発電出力をストリング単位で監視しているということなので、かなり細かい監視ができるでしょうね。それは判っているのですが、ストリング単位となると、低圧50kW程度の発電所でも40-50ストリングぐらいありますから、人が監視するのは大変です。まして、高圧、特高となると計算機で監視するしかないですね。ただ、計算機にどのように不良を判断させるのかは難しいところで、そこにAIを導入したくなるのは当然の成り行きでしょう。
私もその辺りに興味があったので、AIを勉強しながらデータを蓄積しているところですが、まだAIの勉強が進んでいません。また、個人がAIの診断システムを作ろうとしても、なかなかデータが集まらなくて・・・、特に不良のデータが。普通に太陽光を作ると、信頼性が高くて不良データを得るのが至難ですね(笑)。
しかし、住友電工のAIシステムもまだ不良データが足りないのか、下図のように検出できる不良のパターンが限られるようです。まぁ、それでも下図にあるような不良を自動検出するだけでかなり手間が省けて助かるでしょう。
このシステムを見ていると、まだ太陽光発電所の自動診断システムは改良の余地があるなと感じます。私の道楽もまだ当分続けていけそうなので安心しました。
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