我家の屋根にはソーラーフロンティアのCIS太陽電池が載っています。ソーラーフロンティア曰く、「CIS太陽電池は温度特性が良い(温度が上がっても効率は下がりにくい)」とのことですが、私はこれを疑っています。この4月にもそう思わせるデータがありました。下記のとおりです。
この5日間の間で最大発電は5.25kWでした。屋根に乗っている太陽電池は定格で4.59kWです。東西南に分かれていて、実質的には南向き換算で4.3kWほどです。つまり実質定格4.3kWの太陽電池で5.25kWほど発電していることになります。
太陽電池は温度が下がれば発電能力は上がるので、定格より多く発電することはあり得ます。ソーラーフロンティアの公称の温度係数では10度下がると3%ほど発電能力が上がると言うことです(「実発電量」が高いCIS太陽電池)。
我が家の屋根で得られた5.25kWは4.3kWに対して22%も上がっていますので、ソーラーフロンティアの公称に従うと、なんと70度も温度が下がっているということになります。パネルの定格出力が測られる25度から70度温度が下がっているとすると、マイナス45度になっていると言うことになります(笑)。 4.3kWの代わりに南向き換算前の定格4.59kWで計算しても、5.25kWに対し14%アップで、45度ぐらい下がっていることになり、マイナス20度ぐらいになっていることになります。
どひぇーーー、屋根は凍っているのかぁーーー、ありえなぁーーーい。
まぁ、ソーラーフロンティアはコストパーフォーマンスが良いのかもしれませんが、この辺りのアカデミックな説明が弱いのは難点ですね。
で、私はやはり、「CISは温度特性が良い」ということを疑っています。また、「CISは劣化が少ない」という話も聞きますが、同様にこれも怪しいと思っています。
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