ここ数年NEDOの成果報告会に参加していなかったうちに、少し状況が変わったような気がします。産総研の成果報告には結構行っていましたので、いわゆる太陽電池の研究開発の報告については多少知識がありましたが、利用面の「多用途化実証プロジェクト」については新鮮味を覚えました。
下に示したのがそのプログラムです。
最近のソーラーシェアリングに見られるような農業応用のプロジェクトが、NEDOでこんなに行われているとは思っていませんでした。考えてみればNEDOというのは国内の産業育成機関のようなものなので、研究への助成も良いですが、このようなビジネス開発分野への助成をすることも大切だと思います。
しかし本当に農業分野のプロジェクトが多いですね。この報告に私は出席していなかったので雰囲気は判りませんが、農業分野の議論ができていたのか気になります。また海外ではこのような農業応用など試みられているのでしょうか。うまく育成すると日本独自の技術として育つのかもしれません。まぁ、あまり頭で考えただけのことで論じていても、空回りになるだけかもしれませんが・・・。そういう意味でも、農業の人の参加は重要でしょう。
太陽電池の応用分野が広がっていくのは嬉しいことです。NEDOは多分野の技術や産業の橋渡しを行い、制度面なども含めた総合開発の機関として活躍して欲しいですね。
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