基板加工機なのだが、とりあえず分解してみた。
さらにヘッドの部分を分解してみた。
ドリルとかがついたヘッドを押し下げるのはソレノイドと呼ばれる、いわゆる電磁石をつかって金属を吸い付ける方法で行っている。
このソレノイド、トルクがあるのは金属を引き込む数センチの部分がやたら強くて離れるにしたがって急速に弱くなる。いちおう上についているダンパーを使って衝撃的なものを吸収しているのだが、それでも、動作時にはガン、ガンという衝撃音が酷い。ドリルの回る音とか、ステッピングモーターでX-Y軸に動かす音とかも当然するのだが、このソレノイドによるヘッドの衝撃音のがはるかにすごい。
二階で基板加工機を動かすと、まるで二階で誰かが暴れているのではないかというくらいの床に響く音がする。一軒家以外だと多分苦情がくるんではないかと。
分解すると下側についていたダンパーももげていた。
しかも、この調整のダンパーとかバネとかの設定がとにかく大変で、ドリルとかミリングカッターが折れる主原因はこのヘッドの降下速度が原因だと思われる。
今回はヘッドが下がる方ではなくて上がる方に問題があり、かといって戻りのバネを強くすると、最初の引き込み力が全然ないソレノイドは引き込まなくなってしまう。しかも戻りのバネを強くしていくと、変な振動が出てドリルが折れまくる羽目に。
そのそもこのヘッドの機構自体があまりよろしくないと思われる。後期型の基板加工機にはこの機構はつかわれてないしね。もういっそ、ヘッド自体を交換してしまおう。
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