今やっている発電所の場所は地面が砂地に近い感じで防草シートのピンの保持力が非常に低くて風で抜けることがあった。
ピンを大量にさせば効果は上がるのだが、30cmとかでピンを打つと防草シートよりピンの方が高くつくくらいになってしまう。
で、なんとかピンを抜けにくくする方法はないものかと考えたのが下記の方法、
まっすぐ刺すと引っ張りですぐ抜けるので一箇所に斜めに2本刺す。実際自分がやっているところではUピン2本と押さえ太郎(黒い丸いやつ)1つをセットで使っている。
ピンの間隔を半分にするよりは押さえ太郎の数を減らすことができて効果は高いように感じられたのだが、実際本当に効果があるのかちゃんとしたデータがないので、引き抜き力を客観的なデータで見てみたいと思っていた。
単管の引き抜き強度を測るために買った2tまで測れるやつはあるのだが、さすがにそれだと大きすぎてちょっとピンの引き抜き強度を測るのには使えないのでどうしようかと思っていたのだが、最近ネットでこんなものを見つけた。
旅行とかで荷物の重さを測るものだが、50kgまで測れて1000円前後で買える。
実際は保持力の弱い砂系の土地で測ってみたいのだが、これが届いたので(うれしくてつい)早速家の近くで試してみた。
まずは普通にまっすぐUピンを挿してみる。今回は押さえ太郎はつかってない。
で防草シートの端に例のはかりをつないで引っ張ってみた。
ここの地盤は結構保持力があるので砂地と同じとはいかないのだが、30cmのピンで最大11kg。砂地もこれくらいの保持力があればなんの苦労もしないのだが。。
ただし、一回ピンが動いてしまうとそのあとの引っ張り強度は6〜7kgしかなくなってしまう。なので保持力が弱いところでは上にコンクリートの重りを置く方が効果が高いのかもしれない。上に置いた重りは一瞬強い風で浮き上がっても重力で戻ってきたら押さえ効果は変わらないしね。
で、次に冒頭の斜めに2本刺すパターン。
もちろん、ピンは最後まで挿してから測る。
で、引き抜きの最大は28kg強。
ここの土地だと自分が考えていたように2倍以上の効果が出るようだ。
ここの土地は地盤がしっかりしているので2本もピンを打つ必要すらないが。だいたい、28kgも引っ張ろうとすると防草シートがこんなになる。
実際に砂地で同じ効果が得られるかどうかはやってみないとわからないので、平均値もとってしらべてみたらまた報告する予定。
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