ちょっとまって!そのエコ正しい? 思考停止の罠

太陽光発電所投資実行中!地球にも自分の懐にも優しい生き方を開拓する新エネルギーマニアの諸国漫遊記 太陽光発電というとエコなイメージが定着していますが 私はエコという言葉が嫌い、というより避けています。 日本にエコという言葉が定着したのは何年前からでしょうか。 テレビをつければCMで何となくエコっぽい事を 各企業がアピールしています。 なぜあんなにエコエコ言うのでしょうか。 そんなにエコを大事に思っているのでしょうか。 社会にお世話になっている分、大企業がCSR活動に 貢献するのは当たり前だからでしょうか。 だったら活動だけしてCMなんてしなくても いいのですよね? 実はエコってすごく儲かるんです。 エコっぽい事をしていれば視聴者は共感します。 ある企業が植林をしたというCMを見れば 自分が良いことをしたかのような気分になります。 人間の心理は不思議なもので、正しいと思っている事をすると 少しだけ悪いことがしたくなるそうです。 例えばお年寄りに電車で咳を譲った後に、 禁煙の場所でタバコを吸ってしまう中年オヤジ。 ダイエットだと朝ごはんを軽めに食べたぶん、 おやつにケーキをたっぷり食べる女子高生。 頑張って試験勉強を1時間したら テスト前なのにのみに出てしまう大学生など。 珍しいことではありません。 そして厄介なことにこの正しいことした感は 他人がやった良い行いも自分がやったかのように錯覚して 無駄なご褒美を自分に与える方向に向かいます。 ここで先ほどのテレビCMの話に戻ります。 例えば自動車会社社員がみんなで植林をした映像が流れれば まるで自分が良いことをしたかのような気になって 本当に財布の紐が緩むのだそうです。 良いことで共感させる⇒ご褒美に買い物させる はCM界の黄金パターンなんです。 効果はよくわからないけどチャリティで24時間走り続けたり 誰だか知らない芸能人が本気で痩せたり資格を目指したり 都会のどまんなかの人が田舎の良さを伝えたり。 共感をよんで何となく財布の紐を緩ませてから 一気に商品のCMが襲いかかってきます。 最近だと健康食品のCMがすごいですよね。 健康にはあまり関係の無さそうな感動ドラマを与えてから 前段に何も関係のない商品が良いとまくし立てます。 では、エコってなんなのでしょうか。 環境保護から始まって、省エネ、節約、健康など 何となくエコっぽいものの輪がどんどん広がっています。 元々は生態学(Ecology) から来た言葉で 生物が持続可能な環境を整えていく意味だったのに。 曖昧な定義で何となくのエコな事をしているつもりになれば 結局は何となくエコっぽいことをPRする人たちに 貴重な時間とお金を延々と吸い上がられるだけの立場になります。 人間は言葉で交流して社会を形成していく生き物。 共通の価値観が人類にとって大事なのはよくわかります。 でもその共通の価値観が間違っていたら・・… その間違った価値観を修正する人がいなかったら・・・ いつかは人類全体が存続の危機を迎えることでしょう。 そのためには人類だけではなく全ての生態系にとって 本当に「エコ」な事を私たち一人一人が 自分で考え、行動していくことが重要なのではないでしょうか。 ちなみに私のエコの答えはもちろん太陽光発電です。
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