ちょっとまって!そのエコ正しい? 思考停止の罠 2013年2月7日 (カテゴリ: ▲元気があれば太陽光発電も出来る!PR作戦) ツイート 太陽光発電というとエコなイメージが定着していますが 私はエコという言葉が嫌い、というより避けています。 日本にエコという言葉が定着したのは何年前からでしょうか。 テレビをつければCMで何となくエコっぽい事を 各企業がアピールしています。 なぜあんなにエコエコ言うのでしょうか。 そんなにエコを大事に思っているのでしょうか。 社会にお世話になっている分、大企業がCSR活動に 貢献するのは当たり前だからでしょうか。 だったら活動だけしてCMなんてしなくても いいのですよね? 実はエコってすごく儲かるんです。 エコっぽい事をしていれば視聴者は共感します。 ある企業が植林をしたというCMを見れば 自分が良いことをしたかのような気分になります。 人間の心理は不思議なもので、正しいと思っている事をすると 少しだけ悪いことがしたくなるそうです。 例えばお年寄りに電車で咳を譲った後に、 禁煙の場所でタバコを吸ってしまう中年オヤジ。 ダイエットだと朝ごはんを軽めに食べたぶん、 おやつにケーキをたっぷり食べる女子高生。 頑張って試験勉強を1時間したら テスト前なのにのみに出てしまう大学生など。 珍しいことではありません。 そして厄介なことにこの正しいことした感は 他人がやった良い行いも自分がやったかのように錯覚して 無駄なご褒美を自分に与える方向に向かいます。 ここで先ほどのテレビCMの話に戻ります。 例えば自動車会社社員がみんなで植林をした映像が流れれば まるで自分が良いことをしたかのような気になって 本当に財布の紐が緩むのだそうです。 良いことで共感させる⇒ご褒美に買い物させる はCM界の黄金パターンなんです。 効果はよくわからないけどチャリティで24時間走り続けたり 誰だか知らない芸能人が本気で痩せたり資格を目指したり 都会のどまんなかの人が田舎の良さを伝えたり。 共感をよんで何となく財布の紐を緩ませてから 一気に商品のCMが襲いかかってきます。 最近だと健康食品のCMがすごいですよね。 健康にはあまり関係の無さそうな感動ドラマを与えてから 前段に何も関係のない商品が良いとまくし立てます。 では、エコってなんなのでしょうか。 環境保護から始まって、省エネ、節約、健康など 何となくエコっぽいものの輪がどんどん広がっています。 元々は生態学(Ecology) から来た言葉で 生物が持続可能な環境を整えていく意味だったのに。 曖昧な定義で何となくのエコな事をしているつもりになれば 結局は何となくエコっぽいことをPRする人たちに 貴重な時間とお金を延々と吸い上がられるだけの立場になります。 人間は言葉で交流して社会を形成していく生き物。 共通の価値観が人類にとって大事なのはよくわかります。 でもその共通の価値観が間違っていたら・・… その間違った価値観を修正する人がいなかったら・・・ いつかは人類全体が存続の危機を迎えることでしょう。 そのためには人類だけではなく全ての生態系にとって 本当に「エコ」な事を私たち一人一人が 自分で考え、行動していくことが重要なのではないでしょうか。 ちなみに私のエコの答えはもちろん太陽光発電です。 « 前の記事へ 次の記事へ » ツイート 関連記事 太陽光発電所が公害というデマ (図は産総研HPより https://goo.gl/InYyhK ) 人様の記事にイチャモンをつけるのはあまり好きではないのですが、あま 記事を読む 再生可能エネルギーの推進とポケモンGo 太陽光発電とは直接関係ありませんが 社会現象を起こしているポケモンGoと再エネ推進について。 珍しく新潟にいたので子供たちと一緒に 出 記事を読む 50kW太陽光発電所用地を高値で掴まされる事例が続出しています 北海道以外の50kW太陽光発電所でも 連携拒否の事例が増えてきたようです。 半年前に、四国電力で聞いた際には 低圧でのバンク逆潮流は考慮し 記事を読む 風力発電ムラを立ち上げました 小型風力発電投資の被害がひどいとの話を聞き、情報交換のために風力発電ムラのFBグループを立ち上げました。 https://www.fac 記事を読む アフリカで再エネ推進 スーダンに行ってきました4 アフリカで再エネ推進 スーダンに行ってきました1 https://goo.gl/41S4GG アフリカで再エネ推進 スーダン 記事を読む 再エネで電力自給率100%の国 アイスランド探訪記11 再エネで電力自給率100%の国 アイスランド探訪記1 http://goo.gl/Rhhjnp 再エネで電力自給率100%の国 アイスラ 記事を読む 太陽光発電の次年度の買取価格について 太陽光発電の来年度の買取価格はどうなるのかと 質問を受ける機会が多くなってきました。 実際のところは例年、ギリギリになるまでわか 記事を読む 平成26年度における太陽光発電の電力買取価格について 経済産業省から第12回調達価格等算定委員会の 開催通知が発表されました。 平成26年度の買取価格が決まったという デマが各地で流れ始め 記事を読む 太陽光発電ムラ結成式 金曜は太陽光発電ムラの結成式でした。 一緒にセミナーに出たNさんと15分前に お店に着くと到着していたのは私達のみ。 集まるのかと一瞬不安 記事を読む 50kW太陽光発電vs香港各種投資 50kW太陽光発電所の未来を探る香港投資研修二日目。 話を聞けば聞くほど司馬遼太郎先生の 「竜馬がゆく」 を読んでいる気がしてきます。 徳 記事を読む コメントを残す コメントをキャンセル 名前(必須) メールアドレス(必須/公開はされません) ウェブサイト コメント(必須) 次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>
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