50kW太陽光発電所パネル選びと中国パネルメーカーダンピング訴訟 2013年5月18日 (カテゴリ: ▲太陽光発電で儲ける!) ツイート 50kWの太陽光発電所のパネル選びがますます難しくなりました。 欧州で中国製のパネルのダンピング調査が本格的に始まり、これが黒と出れば中国パネル各メーカーは追加で相殺関税をかけられることとなります。 大幅に縮小したとはいえ、太陽光パネルの売上高では未だ世界一の欧州市場。価格競争で血を流し合っている中国パネル各メーカー。かなり厳しい状況に追い込まれてきています。 アメリカ、欧州とダンピングが認められれば当然、日本政府も対策に乗り出すことでしょう。追加で関税をかけられる前なら、今までのように異常に安い価格で買えますが、20年間の保証はますます信じられなくなりますね。 私が中国製パネルを使うとしたら、システム編成を工夫した上で、使い捨て覚悟の超短期投資回収用に使います。 « 前の記事へ 次の記事へ » ツイート 関連記事 中国の太陽光発電投資検討放浪記4 中国の太陽光発電投資検討放浪記1 http://goo.gl/ceVh8P 中国の太陽光発電投資検討放浪記2 http://goo.gl/ 記事を読む 50kW低圧太陽光発電所用地調査@熊本 50kW低圧太陽光発電所の分譲候補地を見るため 熊本に来ました。人生初の南九州です。 明日は鹿児島に行くので行ったことがない県が 残す 記事を読む 50kW低圧太陽光発電所の売電量を30%アップさせる装置 最近、太陽光発電の売電量をアップという機械の 話を立て続けに聞きました。 何でもパワコンと系統の間に設置すると 3割売電量が上がるとか 記事を読む 【お詫び】9月25日の緊急全日セミナーに参加できない皆様へ 9月25日のセミナー「無制限・無保証の出力抑制時代」に発電所を所有するための緊急全日セミナー@博多」についてのお詫びです。 参加される方 記事を読む PVsyst講習会@東京に興味がある方いますか? 提携先のインドのEPC会社から日本における セミナーを開催しないかと持ちかけられています。 いくつか挙げてもらった中で私が興味を持った 記事を読む 平成26年度の太陽光発電について2 稼働物件の流動化 昨日は上野で打ち合わせでした。花見客を横目に待ち合わせ場所の 西郷さん像まで行きましたが、仕事前に通るところではないですね。 昼間から缶 記事を読む 50kW低圧太陽光発電所分譲案件 茨城県筑西市2,200万円 (写真はイメージです) 茨城県筑西市(信販会社付) 50kW太陽光発電所の分譲情報です。場所は茨城県筑西市。価格は土地、設備、電力会社 記事を読む 50kW低圧ソーラーシェアリングの設計 今日は新潟から日帰りで和歌山まで行って来ました。 低圧の複数基連系をしようとしている方が 急いで連系申請をしないとすでに買ってしまっ 記事を読む PV TAIWANに行ってきます 先日、東京で打ち合わせをさせていただいた折にPV TAIWANのお話を伺いました。特に行く予定もなかったのですが、誘って頂き工場見学もさせ 記事を読む アルミ架台工場の見学に行ってきました2 アルミ架台工場の見学に行ってきました1 http://goo.gl/INM898 の続きです。 工場に着くと、この辺りの特 記事を読む 2 Comments 太陽王子 2013年5月19日 SECRET: 0 PASS: >ラインハルトさん 確かに中国メーカーの価格競争に対する執念はすさまじいですね。社会構造や人権の問題もありますが、世界貿易をしている異常、直接搾取するか関節搾取するかの違いなので日本も人のことは言えないと思います。 ただ、今回問題なのはメーカーが直接ダンピングしたのではなく、政府系機関からダンピングを助長するような援助を受けて安価な販売を遂行した疑惑があるためです。 韓国のように国家戦略として通貨安誘導をするなら輸入が苦しくなるリスクを負ってのものなのでまだ許されますが、これは流石にやり好きだと思います。 あと、技術者があまり投資をしないのは、技術の知識に対して金融の知識が足りない、というよりある程度恵まれているので興味がないというのが大きいと思います。 そもそも主たる興味の対象がお金にある時点で日本の技術者にはならないと思うんですよね。 全てが上手く組み合わさってくれるといいのですが・・ ラインハルト 2013年5月19日 SECRET: 0 PASS: そもそも、そのくらいに下げないと、 今の買電の電力料金や他の発電方式のコストに敵いません。 欧州メーカーも日本メーカーも 生ぬるいと思います。 FITなど永続できないシステムで ぬくぬくとやっていこうと思う方が どうかしています。 メーカーの立場から言うと、 ダンピングの問題もありますが、 中国の異常な為替を何とかして欲しい。 円安になったからいって、 対中国の為替の異常は埋められません。 向こうに行けばわかるけど、 5倍くらい矛盾しています。 でも、中国のダンピングと為替問題の おかげで、 日本メーカーも必死になって、生産技術を向上させて、 今まで、セルをつくるエネルギーに発電10年分を使っていましたが、 納得できるところまで下げることが出来ました (メーカーの立場、はっきり書くことが出来ません)。 そして、産業用パネルモジュールの価格も 投資できるレベルまで 下げることが出来ました。 そういうことがわかって、 孫正義さんも投資するように なったんだと思います。 住宅用の小規模のものは、 安いところの30万円/kWで、 まだまだエコ趣味程度ですね。 前に太陽王子様がおっしゃっていた、 太陽光発電の研究者、 メーカー勤めている人が自分で太陽光発電を実際に 手を出さない、理由はここにあります。 簡単に手がけられるのは、住宅用の趣味程度です。 採算が合う産業用を手がけるには、会社をつくって メーカーの近いところから部材を買い付けて、 自分が工事業者に指揮をしてつくらせる必要があります。 しきいが高いのです。 コメントを残す コメントをキャンセル 名前(必須) メールアドレス(必須/公開はされません) ウェブサイト コメント(必須) 次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>
太陽王子 2013年5月19日 SECRET: 0 PASS: >ラインハルトさん 確かに中国メーカーの価格競争に対する執念はすさまじいですね。社会構造や人権の問題もありますが、世界貿易をしている異常、直接搾取するか関節搾取するかの違いなので日本も人のことは言えないと思います。 ただ、今回問題なのはメーカーが直接ダンピングしたのではなく、政府系機関からダンピングを助長するような援助を受けて安価な販売を遂行した疑惑があるためです。 韓国のように国家戦略として通貨安誘導をするなら輸入が苦しくなるリスクを負ってのものなのでまだ許されますが、これは流石にやり好きだと思います。 あと、技術者があまり投資をしないのは、技術の知識に対して金融の知識が足りない、というよりある程度恵まれているので興味がないというのが大きいと思います。 そもそも主たる興味の対象がお金にある時点で日本の技術者にはならないと思うんですよね。 全てが上手く組み合わさってくれるといいのですが・・
ラインハルト 2013年5月19日 SECRET: 0 PASS: そもそも、そのくらいに下げないと、 今の買電の電力料金や他の発電方式のコストに敵いません。 欧州メーカーも日本メーカーも 生ぬるいと思います。 FITなど永続できないシステムで ぬくぬくとやっていこうと思う方が どうかしています。 メーカーの立場から言うと、 ダンピングの問題もありますが、 中国の異常な為替を何とかして欲しい。 円安になったからいって、 対中国の為替の異常は埋められません。 向こうに行けばわかるけど、 5倍くらい矛盾しています。 でも、中国のダンピングと為替問題の おかげで、 日本メーカーも必死になって、生産技術を向上させて、 今まで、セルをつくるエネルギーに発電10年分を使っていましたが、 納得できるところまで下げることが出来ました (メーカーの立場、はっきり書くことが出来ません)。 そして、産業用パネルモジュールの価格も 投資できるレベルまで 下げることが出来ました。 そういうことがわかって、 孫正義さんも投資するように なったんだと思います。 住宅用の小規模のものは、 安いところの30万円/kWで、 まだまだエコ趣味程度ですね。 前に太陽王子様がおっしゃっていた、 太陽光発電の研究者、 メーカー勤めている人が自分で太陽光発電を実際に 手を出さない、理由はここにあります。 簡単に手がけられるのは、住宅用の趣味程度です。 採算が合う産業用を手がけるには、会社をつくって メーカーの近いところから部材を買い付けて、 自分が工事業者に指揮をしてつくらせる必要があります。 しきいが高いのです。
SECRET: 0
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>ラインハルトさん
確かに中国メーカーの価格競争に対する執念はすさまじいですね。社会構造や人権の問題もありますが、世界貿易をしている異常、直接搾取するか関節搾取するかの違いなので日本も人のことは言えないと思います。
ただ、今回問題なのはメーカーが直接ダンピングしたのではなく、政府系機関からダンピングを助長するような援助を受けて安価な販売を遂行した疑惑があるためです。
韓国のように国家戦略として通貨安誘導をするなら輸入が苦しくなるリスクを負ってのものなのでまだ許されますが、これは流石にやり好きだと思います。
あと、技術者があまり投資をしないのは、技術の知識に対して金融の知識が足りない、というよりある程度恵まれているので興味がないというのが大きいと思います。
そもそも主たる興味の対象がお金にある時点で日本の技術者にはならないと思うんですよね。
全てが上手く組み合わさってくれるといいのですが・・
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そもそも、そのくらいに下げないと、
今の買電の電力料金や他の発電方式のコストに敵いません。
欧州メーカーも日本メーカーも
生ぬるいと思います。
FITなど永続できないシステムで
ぬくぬくとやっていこうと思う方が
どうかしています。
メーカーの立場から言うと、
ダンピングの問題もありますが、
中国の異常な為替を何とかして欲しい。
円安になったからいって、
対中国の為替の異常は埋められません。
向こうに行けばわかるけど、
5倍くらい矛盾しています。
でも、中国のダンピングと為替問題の
おかげで、
日本メーカーも必死になって、生産技術を向上させて、
今まで、セルをつくるエネルギーに発電10年分を使っていましたが、
納得できるところまで下げることが出来ました
(メーカーの立場、はっきり書くことが出来ません)。
そして、産業用パネルモジュールの価格も
投資できるレベルまで
下げることが出来ました。
そういうことがわかって、
孫正義さんも投資するように
なったんだと思います。
住宅用の小規模のものは、
安いところの30万円/kWで、
まだまだエコ趣味程度ですね。
前に太陽王子様がおっしゃっていた、
太陽光発電の研究者、
メーカー勤めている人が自分で太陽光発電を実際に
手を出さない、理由はここにあります。
簡単に手がけられるのは、住宅用の趣味程度です。
採算が合う産業用を手がけるには、会社をつくって
メーカーの近いところから部材を買い付けて、
自分が工事業者に指揮をしてつくらせる必要があります。
しきいが高いのです。