50kW太陽光発電所の土地選び時に注意したい隠れたリスク 2013年4月8日 (カテゴリ: ●太陽光発電のリスク・デメリット) ツイート FITで20年間買取価格が保証されるとはいえ、 出力抑制が生じて売電できなければ意味はありません。 ▼電気を売れなくなる原因 電気が売れなくなる出力抑制が 生じる理由は主に2つ。 ひとつは低圧トランスから離れた場所に 復数の太陽光発電所が連系している場合。 この際は1つのトランスに対する 発電量がオーバーしてトランスより 発電所側の電圧が上がりすぎる事により 発生します。 これに関しては高圧線に近いトランスに 直接連系することにより ほぼ避ける事ができます。 もうひとつのケースは高圧線の 電圧自体が上昇した場合。 基本的に高圧線の電圧は変電所から近ければ 近いほど高く、離れるに連れて徐々に 低下していきます。 つまり変電所に近ければ電圧が高くなり 出力抑制がかかる可能性も高くなります。 特に危ないのが平日と休日で 電力の消費が大きく変動する地域で 変電所に近い地域。 変電所に近い(上流といいます)地域の 商品電力が小さくて下流の消費電力が 大きければ、変電所近くの電圧はどうしても 高くしなければなりません。 上流にビルや工場が多く、下流に住宅が多いような 地域などでは休日はどうしても上流の 電圧が高くなりがちです。 これに関しては簡単にはわかりません。 連系点の電柱から変電所までを辿って 各地域の消費電力を想像するしかないでしょう。 そのあたりをある程度判断してくれるのが 接続検討なのですが20年間保証してくれる わけでもありませんので。 やはりある程度は自分で調べ、 今後20年の各地域の発展、衰退の 度合いも考慮して判断しておくのが 安全だと思います。 その際には電柱のルールを 知っておく必要があるのですが、 そのあたりは次回に書く事にします。 « 前の記事へ 次の記事へ » ツイート 関連記事 九州電力管内の再生可能エネルギー発電受け入れ保留について ブログ読者のfkさんから今話題の九州電力管内の再生可能エネルギー発電受け入れ保留についての資料をいただきました。 http://goo.g 記事を読む リスクを減らす太陽光パネル選び 太陽光パネルを発光ダイオードにしてしまえばいいじゃない メーカーの違う、同じ250Wの出力を持つ太陽光パネルA,Bがあった時に どちらが価値があるか。太陽光発電に投資しようとするものであれば 誰も 記事を読む 50kW低圧太陽光発電所用地探しの落とし穴2 前回に引き続き土地のトラブルの話。 約10基分の50kW太陽光発電所の申請を 委託して下さったBさんから連絡がありました。 「もう土 記事を読む 50kW低圧太陽光発電所用地探しの落とし穴1 今日は立て続けに太陽光発電用地探しでの トラブルについて耳に入ってきました それぞれご本人にとっては痛いお話ですが 参考になる事例なの 記事を読む これから太陽光発電を家庭に導入する際の注意点 太陽光発電の研修のために浜松から 米子に向かっています。 今回のお目当ては頑固職人さんの研修だけではなく そこに集まる業界の重鎮たち 記事を読む 50kW太陽光発電所の分譲によるトラブルが多発しています 太陽光発電ムラFBグループに参加している方なら お分かりだと思うのですが、 50kW低圧太陽光発電所の 分譲においてトラブルが多発してい 記事を読む 50kW低圧太陽光発電所のPID現象の一時的な回避方法 Mさんの発電所の2箇所のストリングがおかしいとの連絡をいただき、メンテナンス道具を持って大阪の現場まで行ってきました。 ほとんどのスト 記事を読む 九州電力の太陽光発電受け入れ中断の内容 九州電力の太陽光発電の受け入れ中断の説明会が各地で開催されています。太陽光発電ムラ仲間たちもかなり多くの方が参加しているので日々リアルタイ 記事を読む 太陽光発電所の分譲案件の一番のリスク 最近、太陽光発電所の分譲案件について 「この事業者さんは大丈夫ですか?」 といったお問い合わせをよく頂きます。 これについては答えよ 記事を読む 50kW低圧太陽光発電所の単管パイプ架台の表記について 昨日は低圧太陽光発電キットの説明会に。HPでの告知の際に 「耐久性に弱い単管パイプを使用せず・・・」 と書いてあったので気になってい 記事を読む コメントを残す コメントをキャンセル 名前(必須) メールアドレス(必須/公開はされません) ウェブサイト コメント(必須) 次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>
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