2ヶ月で原発一基分の出力を持つ発電所を作る方法 2013年8月22日 (カテゴリ: ▲脱原発?反原発?) ツイート 止まらない太陽光発電の勢い 50kWを含む産業用太陽光発電所の 勢いが止まりません。 URLは資源エネルギー庁発表の資料です。 この二ヶ月で出力で見れば原発1基分以上の 太陽光発電が導入された計算になります。 http://www.enecho.meti.go.jp/saiene/kaitori/dl/setsubi/201305setsubi.pdf もちろん通常の稼働率から考えれば1対8くらいで 考えるべき数値ですが、社会的要因で原発の稼働率は現在3%。 太陽光発電の稼働率が10%としても太陽光のほうが3倍優位です。 また基本的にピーク電力に発電量が追従するので 少なくとも1対1くらいでは換算してもいいのかもしれません。 これは5月までのデータなのでFITの優遇期間はあと2年2ヶ月。 このペースで行くとあと原発11基分の太陽光発電所が出来る計算に。 短期間でこれだけのインフラを整備するのは 原発ではまず不可能です。 意外と注目されませんが、この導入までの早さも 太陽光発電のいいところですよね。 インセンティブさえ与えれば民間の資本で インフラ整備がすすむわけですから。 オフピークは元々電気は足りていますし、 今後必要になってくるのはやはり蓄電池ですね。 短期の蓄電、放出により系統を安定させるための ものなのでさほど大規模なものは必要ないはず。 日本の電力の将来を真剣に考えるのであれば 再来年度辺りからは買取価格を上げてでも 発電規模に応じた蓄電池の導入を 義務付けるべきだと思います。 « 前の記事へ 次の記事へ » ツイート 関連記事 原発が太陽光発電の代わりになれるか論の不毛さ 糞を出す自動車があったら便利だろうか 「原発が太陽光発電の代わりになれるか」 結論から言えばなれるわけがありませんし、 なる必要がありませ 記事を読む めどが立たない福島第一原発の廃炉に国を挙げての支援を (写真はNHK WORLD Newsより) http://goo.gl/mxGwgH 福島第一原発の廃炉についてはやはり全く目処が立って 記事を読む 原発再稼働に突き進む少資源国日本と100%再エネを目指す産油国 岡山しげる会でも高知しげる会でもアゼルバイジャンのことを何回も聞かれました。 「どこにあるんですか?」 「イスラム国は大丈夫ですか?」 記事を読む 50kW太陽光発電所vs清き一票 50kW太陽光発電所をメインテーマに ブログを書いて約半年がたちました。 細々とやっていた当ブログも最近では 様々な方に訪問していただける 記事を読む 東京電力元社員 木村俊雄さんによる告発動画 東京電力福島第一原発の元作業員である木村俊雄さんによる告発。 http://www.youtube.com/watch?feature 記事を読む 太陽光と同レベルで非現実的な原発推進 「理想を追い求めての一か八かの太陽光jか、 リスクには目をつぶり現実的な原発か」妙に問題が整理された風に争われた衆議院選挙が終了。原発には否 記事を読む 2年間で原発8基分の太陽光発電所が生まれました 経済産業省によるとFIT開始からの太陽光発電所の 設置容量が約800万kWとなったそうです。 原子力発電所1基が約100万kWですから 記事を読む 小林よしのり氏の脱原発論を読んでいます 今更ながら小林よしのり氏の脱原発を読んでいます。 http://goo.gl/UwQwff この本が出ている事自体を知りませんでした。脱 記事を読む 本当は安定的な電力供給源になれる太陽光発電 未だに原発が安いと言うメディアが多いですね。 確かに太陽光発電だけが推進されれば電力の供給状態が ある程度不安定にはなることは否めません 記事を読む 環境貢献利権を作ろう 太陽光発電ムラの作り方研究 前回に続き太陽光発電ムラ作りについて考えてみます。 そもそも原子力ムラとは原子力発電利権に 関わる各関係者の総称です。 これをいきなり全て 記事を読む 2 Comments 太陽王子 2013年8月24日 確かに現状だけを見るとそうですよね。 捨てるという選択もありだと思います。 ただ、FITによって日本が世界的にイニシアチブを握れる技術を 育てると考えればツリー型からグリッド型への脱却と共に 蓄電池や周辺技術を短期的にかつ強引に育てなければ 他国のように失敗と捉えられてしまうと危惧しています。 また、現状では蓄電池の設置は貯めるというより電力の浄化という 意味合いも大きくなるそうです。電子回路におけるコンデンサの役割ですね。 松岡 2013年8月23日 蓄電池のランニングコストは、発電コストと比べてはるかに高いのが現状です。余剰電力は、ためるより、捨てた方が合理的だと思われます。それよりも、送電線を増強させて、需給のバランスを取った方が、低コストな解決策ではないでしょうか。 コメントを残す コメントをキャンセル 名前(必須) メールアドレス(必須/公開はされません) ウェブサイト コメント(必須) 次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>
太陽王子 2013年8月24日 確かに現状だけを見るとそうですよね。 捨てるという選択もありだと思います。 ただ、FITによって日本が世界的にイニシアチブを握れる技術を 育てると考えればツリー型からグリッド型への脱却と共に 蓄電池や周辺技術を短期的にかつ強引に育てなければ 他国のように失敗と捉えられてしまうと危惧しています。 また、現状では蓄電池の設置は貯めるというより電力の浄化という 意味合いも大きくなるそうです。電子回路におけるコンデンサの役割ですね。
松岡 2013年8月23日 蓄電池のランニングコストは、発電コストと比べてはるかに高いのが現状です。余剰電力は、ためるより、捨てた方が合理的だと思われます。それよりも、送電線を増強させて、需給のバランスを取った方が、低コストな解決策ではないでしょうか。
確かに現状だけを見るとそうですよね。
捨てるという選択もありだと思います。
ただ、FITによって日本が世界的にイニシアチブを握れる技術を
育てると考えればツリー型からグリッド型への脱却と共に
蓄電池や周辺技術を短期的にかつ強引に育てなければ
他国のように失敗と捉えられてしまうと危惧しています。
また、現状では蓄電池の設置は貯めるというより電力の浄化という
意味合いも大きくなるそうです。電子回路におけるコンデンサの役割ですね。
蓄電池のランニングコストは、発電コストと比べてはるかに高いのが現状です。余剰電力は、ためるより、捨てた方が合理的だと思われます。それよりも、送電線を増強させて、需給のバランスを取った方が、低コストな解決策ではないでしょうか。