BCリーグを見に行こう

夢を追う

プロ野球リーグを作ったサラリーマン


太陽光発電ムラ仲間のNさんから珍しく夜に電話がありました


「今すぐ踊るさんま御殿を見て下さい。この方知り合いではありませんか?」


すぐにテレビをつけると、そこでさんまさんにイジらていたのは・・・

村山哲二さん。プロ野球独立リーグの北信越リーグ、BCリーグを作った方です。番組でも語られていましたが、大手広告代理店のお偉いさんの肩書を捨て、夢に向かって飛び出しました。

そんな村山さんと私が出会ったのは8年前の冬。私はアルビレックス新潟の試合におけるごみ減量コンサルをしていた頃です。

顧客からの絶大な信用

私はスタジアムのごみ減量活動の一環として、紙コップではなくプラスチックのカップで飲料を販売し、回収したカップを洗浄して再利用する「リユースカップシステム」をクラブに提案していました。

このリユースカップ、ドイツでは一般的ですが日本ではあまり馴染みがなく、導入しているチームはあまりありません。単純に紙コップを利用するよりお金がかかってしまうからです。


「このカップにスポンサーをつけるしかない」


そう思いながらなかなか実行できなかった時に、スポンサーとなる企業の担当だったのが当時、広告代理店に勤めていた村山さんでした。

スポンサーさんのイメージとリユースカップが相性が良かったのもありましたが、クラブの方から聞いた情報によると、スポンサーの社長さんの村山さんに対する信頼は絶大だったとか。Jリーグ開幕まで一ヶ月を切った頃でしたが、1週間ですぐに返事が来たため何とか開幕に間に合わせることが出来ました。

そんな村山さんはとにかく体育会系の熱い人。いつも顧客のことを考えています。話していても心からスポーツが好きでたまらないという気持ちが溢れているのですが、こと野球愛に関しては尋常では無いほどの深さがあります。そんな村山さんが作ったBCリーグ、ご覧になったことはありますか?

BCリーグを見に行こう

BCリーグも放映されていた通り、確かに毎試合700人ほどと集客には苦戦していますが、チーム数は4から6に増加し、先行していた四国アイランドリーグとのチャンピオンシップでも2年連続でBCリーグが勝ちをおさめたように、着実に成長を遂げています。

試合前のアトラクションが多数用意されていたり、試合後には選手全員が外で観客を見送ったりと、非常に開放感にあふれた雰囲気があります。予算がない中で何とか楽しませようという姿勢がとても気持ちがいいんですよね。

選手もNPB(俗にいう普通のプロ野球)に行くために頑張っているので、見ていて気持ちがいいです。さらに木田優夫、大家友和、大塚晶則といった往年のメジャーリーガーも現役でプレーしているのでレベルは高く、ここ数年は毎年4,5人の選手がNPBからドラフトされています。

今年も残すところあと数試合。ぜひBCリーグに足を運んでみて下さい。

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