よくわからないけど縁がある人っていませんか?
私は思い当たる人間が1人いました。
Tと初めて会ったのは朝日新聞で高校野球の
スコアブックをチェックするアルバイトをしていた大学4年の頃。
記者さんが野球の素人ばかりだったので最終的には
私が記事を校正するという面白いバイト先でした。
その後、私がいるバスケサークルに友人の紹介で
たまたま入ってきたり、社会人になって私が入った
野球チームにもたまたまTが先にいました。
そして一番びっくりしたのが職場。提携先のコンサルさんに
「面白い新人が入ったから一緒に飲みましょう」
と、紹介されたのがTでした。
2つ下のTは日本人でしたが見た目が完全に中東の留学生。
話す言葉が全て篭っていたり、やたらに中東に詳しかったりと
未だに彼が日本人だと言い張っていたことに疑惑の念は消えません。
口下手でしたが頭のいい男でした。
いじられキャラなのに、ふと反撃で面白いツッコミをしてくる
Tと野球をした後、ビールを飲む時間は最高に楽しい時間でした。
地質の専門家であったTには太陽光発電のことでも
たくさんの質問をしました。頼りになる男でした。
このブログにも1度登場してもらいました。
悩んでいる時は一人で酒を飲まないで!
私は寂しがりなので一人で晩酌はほとんどしませんが、
1人暮らしをしていた頃、急に日本酒が飲みたくなって
飲んでいたらふと死にたいと思ったことがあります。
特に理由なんてないんです。何となくです。
自分がそんな心境になったことが何となく恥ずかしくて
誰にも言えませんでしたが、友人達に聞くと殆どの人が
そんな気持ちになったことがあるとのこと。
それを聞いてふと楽な気持ちになれたのは、
初めて自殺で友人を失った時の葬式会場でした。
特に理由なく死にたくなることは誰にもあります。
ちょっと疲れていたり、悩んでいたり。
そんな時に1人部屋でお酒を飲むこともあるでしょう。
この何となくという時が一番危ないのだそうです。
自覚が無いため心のブレーキも効きづらいのだとか。
5年前に友人をなくした時がその典型的なパターンだと
聞かされました。恐らくTもそうだったのでしょう。
楽しい思い出をありがとう。そしてお疲れ様。
安らかにお眠り下さい。
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