太陽光パネルの最先端を見に行こう ソーラーワールド社に行って来ました5 2014年5月6日 (カテゴリ: ●パネル, ●太陽光パネルメーカー全調査!) タグ: ソーラーワールド 工場見学 ツイート 太陽光パネルの最先端を見に行こう ソーラーワールド社に行って来ました1 太陽光パネルの最先端を見に行こう ソーラーワールド社に行って来ました2 太陽光パネルの最先端を見に行こう ソーラーワールド社に行って来ました3 太陽光パネルの最先端を見に行こう ソーラーワールド社に行って来ました4 の続きです。 太陽光パネルが出来るまで CISを除くほとんどの太陽光パネルは シリコン(Si)からできています。 このシリコンは地表で2番目に多い物質で 私達の身の回りの石や砂に含まれています。 こちらが太陽光パネルの主原料。 単純に言えば砂。砂の中でもケイ素(シリコン)成分が 多いものケイ砂が利用されます。 ケイ砂が集まったケイ石が利用されることも。 この砂の中に含まれているシリコンは 二酸化ケイ素(SiO2)として存在しているので 炭素電極(C)と反応させて二酸化炭素(CO2)を作り ケイ素の純度を高めます。 こちらの工場のものはカタールのラスラファンで 加工されたものだそうです。 こちらは純度99%程度となったシリコンです。 ポリシリコンと呼ばれています。 こちらを釜の中で不純物を取り除きながら加熱して 純度99.9999%(シックスナイン)以上の シリコンの塊を作ります(凝固法)。 残念ながらソーラーワールドの純度の基準は 教えて頂けませんでした。 このシリコンの塊の不純物が含まれる端の部分を カットして20cm角程度のシリコンのブロックを作ります。 このブロックを高速で動くシリコンカーバイドのワイヤで 切断してセルのベースとなります。 セルが出来るまでの過程です。 表面を研磨した後にリン(P)を添加して太陽光発電の 肝であるP-N接合を作ります。 このPはphosphorus(リン)ではなくPositiveのPです。 余分なリンを取り除いた後、表面に反射防止加工をすると 見慣れた鮮やかな青が現れます。 その後、両面に導線を形成させてセルが完成。 このセルを並べてはんだ付け後にEVAシート、 バックシートで挟んで固定します。 最後に電極とフレームを付けて完成です。 その6に続きます。 « 前の記事へ 次の記事へ » ツイート 関連記事 【訂正】50kW低圧太陽光発電の中国政府推奨パネルにレネソーラー社は入っています レネソーラー社は大丈夫でした。申し訳ありません。 昨日、50kW太陽光発電所に推奨できる太陽光パネル一覧に レネソーラー社が入っていな 記事を読む 太陽光パネルのメンテナンスと保証 今日は岩手に向かっています。太陽光発電ムラ岩手支部長Gさんとの共同分譲案件がだいぶ完成に近づいてきたようです。 パネルも納品時に1枚だけ 記事を読む ドイツの太陽光パネルメーカー ソーラーワールドが破綻手続きに入りました 写真は3年前、ソーラーワールドの本社にて。 非常に残念なニュースが入ってきました。 世界No1の品質を誇っていたドイツのパネルメーカー 記事を読む 産油国アゼルバイジャンの太陽光発電パネルが・・・3 産油国アゼルバイジャンの太陽光発電パネルが・・・1 http://goo.gl/a9ORWI 産油国アゼルバイジャンの太陽光発電パネルが 記事を読む 悪質太陽光パネルメーカーの被害例 太陽光発電ムラ仲間のAさんが太陽光パネル選定における被害について投稿してくれました。このような生の声はなかなか聞けませんので、皆さんと共有 記事を読む 太陽光パネルの第三者保証に注意 第三者保証の表記だけでは意味が無い 最近の太陽光パネルには当たり前のように付いている第三者保証。 パネルメーカーが倒産したとしても、品 記事を読む 太陽光発電の次年度の部材選定の旅 中国の工場見学に行ってきます 羽田空港に来ています。羽田の国際線ターミナルで時間があることがあまりないので気づきませんでしたが、この空港は随分と華やかですね。 明日 記事を読む 化合物系太陽光パネルの限界 地表付近で一番、大量に存在している物質は何か。 このような質問をすると色々な答えが帰ってきます。 空気から考える方は窒素N、酸素O、 水か 記事を読む 中国製パネルの実力はいかに?サンテライト社レポート6 中国製パネルの実力はいかに?サンテライト社レポート1 中国製パネルの実力はいかに?サンテライト社レポート2 中国製パネルの実力はいかに 記事を読む 太陽光発電メーカー見学@中国 これから中国の杭州、厦門に飛んで 太陽光発電パネル、架台メーカーをそれぞれ2社見てきます。 粗悪品が多いと言われる中国メーカーですが 記事を読む コメントを残す コメントをキャンセル 名前(必須) メールアドレス(必須/公開はされません) ウェブサイト コメント(必須) 次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>
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