太陽光発電所設置時における不安を解消　ソーラーブルーの乗り越え方

2014年2月19日 (カテゴリ: ●太陽光発電のリスク・デメリット)

FITが始まって約１年半、太陽光発電所の設置工事も
だいぶ本格化している中、太陽光発電所設置を前に
不安になる「ソーラーブルー」になる方が
続出しています。

ブログ読者の方から頂いたメールを元に
ソーラーブルーの乗り越え方の一例を挙げさせて
いただきますね。

以下、読者のMさんから頂いたメールより引用です。

＿＿＿ここから引用＿＿＿

現在、弊社にてメガソーラーを計画中で、
順調に行けば８月完成のようなスケジュールになると思います。
ただ本業が◯◯なので電気的な知識はあまりありません。

もちろんこれだけの投資ですので自分なりに勉強し、
太陽光発電についてはいくらかの知識はあると思います。
しかしながら仕様書が全て理解できるわけでもなく、
完成後の検査などどこを確認すれば良いのか
皆目検討もつきません。

そういう不安もあり、第三者検査をT社に依頼すべきか検討中です。
現在、T社から概算金額を聞きましたが
かなりの高額なので迷っているところです。
T社への申込書を添付しておりますが、
全項目を検査すると300万前後になるとのことです。

確かに総工費からみたら小さな金額ですが、
この検査がその金額に見合うものなのか自分では判断できません。
そこで教えていただきたいのですが、
他にこのような検査機関をご存じないでしょうか。

あるいはこの仕事自体を太陽王子さんに
頼むことはできるのでしょうか。
また引き受けていただける場合は
どのくらいかかかるのでしょうか。

＿＿＿以上引用終わり＿＿＿

確かに何らかの証明が欲しくなる気持ちはわかります。
私からは以下のとおり回答させて頂きました。

＿＿＿私からのメール＿＿＿

ご連絡ありがとうございました。

今回の試験の目的は初期不良のチェックかと思われますが
◯Mの設備のチェックで３００万円はたしかに高いですね。

T社で第三者のチェックを受けられた時にMさんが
受けるメリットは何でしょうか？

転売を検討されているのであればわからなくもないですが
ご自身で所有されるのであれば第三者のチェックではなく
施工会社に引渡し前の試験を徹底させれば十分だとも思います。

発電所の検査自体がIEC等で定められた基準があるものではないので
T社としても値段を弾きづらいというのが本音ではないでしょうか。

内容を拝見したところ試験の内容自体は
さほど難しいものではないのですし、
私が近いうちに揃えようと思っていた機材を使えば
実行できる試験ばかりなので少なくとも抜き取り検査ではなく
現地における全量検査レベルでもっと安く出来ると思います。

ただし第三者の認証を元に転売や担保設定等を
求められるのであればその認証者の権威は非常に重要ですので
私ではお力になれません。

私が所属する業者の会合の中で
メンテナンス専門の事業を構築している部門がありますので
そこに相談してみてもサンプル事例として安く
やってもらえるかもしれません。
必要があればつなぎますのでご連絡ください。

長くなりましたがまずは費用をかけて試験をした際に
その試験結果を何に使うかに寄って依頼する先が
決まってくるものと思われます。

そちらが決まりましたら再度ご相談頂ければ幸いです。
よろしくお願いいたします。