実はパネルの上に人が乗って施工するということが推奨されていた時期がありました。
それは屋根起きのソーラーが全盛だった時代です。
屋根起きだとフレームが大きくたわむわけではないでしょうから、そういった作業を前提としていたのかもしれません。
野立ての発電所のパネルの上に人が乗るとどうなるか
それでは野立ての発電所のパネルに人が乗るとどうなるのでしょうか？
太陽光パネルは実はかなり「たわみ」がでるものなんです。
特にフレームの上に乗る形ではなく、ガラスの上に乗ってしまうとかなりたわみます。
たわんだパネルはどうなるかというと。。。。
セルに小さなヒビが入ります。
目には見えませんが結晶レベルで見るとヒビが入っている状態です。
このヒビはその時点では出力の低下を検出できるわけではなかったりします。
厄介ですよね。
そこから1年2年と時間が経ってセルのひび割れがしっかりとわかるようになると明らかな出力低下が見られるようになります。
工事会社さんに工事を依頼したら、パネルの貼り付け作業中や荷受作業の時はなるべく立ち会った方がいいです。
パネルの貼り付けの時にパネルに乗って作業をすると作業の進捗がとても早いのです。
ですが、それは後で必ずしっぺ返しがきます。
そのしっぺ返しは工事業者ではなく、発電事業者に来るわけです。
また、荷受の時に配送業者さんや荷受業者さんがパネルの上に乗っている例もあったりするようです。
いくらいいパネルを使っても、いいパワコンを使っても、こんな施工をされてはまともな発電所にはなりません。
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