接道していない発電所。

これがセカンダリでは時々見られます。

接道がないとは一体どういうことなのか。

そして接道なし物件はどうすれば問題をクリアできるのかちょっと考えてみましょう。

接道がないとどんな問題が

接道がないということは基本的にはその土地に大っぴらに辿り着けないということです。

工事にも入れませんし、電力会社の検針もいけません。

管理もできません。

そもそも電力会社が電柱を立てて連系することが難しい発電所だということです。

ですが、私道や私有地に使用許可を取りなんとか電線を持ってきて部材を運んで発電所を設置するわけです。

セカンダリで困る接道問題

ここで困るのは道路使用許可や私有地の通行許可が口頭の約束のみの場合です。

電力会社には一筆入れたのかもしれませんが、今のオーナーがその書類を持っていない様なケースです。

この場合、まず融資がおりません。

逆にいうと、道路に隣接している私有地のオーナーや私道のオーナーの一筆をいただければ擬似的な接道が取れるわけです。

5万円でもなんでも支払ってFIT期間の使用許可を書面で取ってしまうのです。

この一筆でクリアできるのですから安いもんです。

実際どんなことが困るのか

ぶっちゃけた話、管理や電力の検針くらいなら「いいよいいよ」で通してくれることがほとんどです。

ですが、発電所が故障して修理に作業車が入る様なケースや、ケーブルの盗難があった様なケースでは

「え？そんなことするの？」となるかもしれません。

また発電所の火災などが起きたらどうなるでしょうか。

おっかないからあんたには通行許可を出さない！

なんて言われてしまったら目も当てられません。

電力会社も10年経つと電柱の建て替え工事に入ることがあります。

この建て替えに入れなかったら下手すると連系ができなくなる可能性もあります。

いずれにせよ、土地、地盤、架台の問題はかなり解決しづらい問題です。

ここだけはしっかり確認しておきたいですね。

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