今回の「総合エネルギー調査会 省エネルギー・新エネルギー分科会」で太陽光発電所の無断増設の話が出てきました。
上記資料の最終ページです。
画面が小さくてみにくいでしょうが29pにこのように書かれています。
これまで、費用負担調整機関(GIO)において、設備利用率が一定以上の案件については、認定情報と異なる形で発電され
ていないか電力会社にも確認を行うなどし、適正な案件に対して交付金を交付するよう対応していた。
しかしながら、情報提供フォームへの相談や設備利用率のデータに基づくと、認定情報と異なるパネル枚数(無断増設)や蓄電
池増設を無断で行って発電している疑義のある案件が依然として後を絶たない。
なるほど。
増設は超簡単に利益を増やせるのでさもありなんですよ。
国民負担がどんどん上がってしまうので、事後的増設は2017年に事実上禁止されました。
しかし、それでも無断でやっている人がいるのではないかというのが今回の議事内容に出ているのです。
根拠としてはそのページの右下に書かれているこの表。
報告されている過積載率と、当該過積載率の場合の一般的な発電所のそれぞれの「設備利用率」を比べているわけですね。
設備利用率は事実上過積載率に比例しますからこれはさもありなんな訳です。
なんですがこの設備利用率40%という数字。
これ、太陽光だけでは不可能な数字だと思いませんか?
24時間365日フル稼働が100%で、そこを基準に40%も発電しているというのです、。
こちらは同じページにある過積載率と設備利用率の相関関係です。
過積載率250%で普通の設備では設備利用率は24%。
そりゃそうですよ。
それが40%も動いているわけですから尋常ではありません。
設備利用率40%はどんな状態か
実は計算は簡単です。
低圧マックス 49.5kWで考えてみましょう。
この場合設備利用率100%は
49.5 × 24時間 × 365日 = 433,620kWh。
これが設備利用率100%の状態です。
これが25%だと年間発電量が108,405kWhになります。
何だかみたことがあるレベルになってきましたよね?
逆に40%というのは低圧で年間174,448kWh発電しないといけません。
これ、どれだけ増設過積載をすれば実現できるのでしょうか?
(続く)
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私の電力の検針員のおばちゃん(お姉さん)は、会社から違法設備がないか、チェックする様に指示されているとの事。フェンスの状況など目視点検されています。逆に発電低下があれば、任意(親切)で連絡するとの事でした。
それ、ありがたいですね。
国が電力会社にその指示を出せば、かなり摘発も進みます。