少し前のニュースで「米テキサス州とネバダ州、メガソーラー発電コストがすでに4セント/kWh以下に」というものがありました。確かにこの地域は日照条件が良く、設備利用率が20%にもなる(日本では12-13%ぐらい)ので発電コストは安くなるのでしょうが、それだけではないのだと思います。
今の日本ではどうでしょうか。設備利用率が13%として頑張った時の発電コストを考えてみました。設備利用率が13%なら1kWあたりの年間発電量は次のようになります。
1kWあたり年間発電量 = 24時間 × 0.13 × 365日 = 1138 kWh
メガソーラーなら設備価格(工事込)で30万円/kWでできるでしょう。20年間稼働するとして1kWhあたりのコストは割引率などを考えない単純計算で
30万円 ÷ 20年 ÷ 1138kWh = 13.2円/kWh
実際には土地価格、保守経費、更に利息などがかかり15-16円/kWh ぐらいになるのでしょう。
アメリカでは4セント以下とずいぶん安いですが、どうなっているのでしょう? 日照条件が良い以外に考えられるのは次のような点でしょうか。
- 設備コストが安い(20万円/kW以下か?)
- 稼働期間を長く見込んでいるのでは(30年ぐらい?)
- 土地代が安い
上記の内、設備コストは日本でも20万円/kWぐらいになりそうです。後はリスクもあり少し難しいのではと思います。日本でも20万円/kWで作れば10円/kWhぐらいになりそうです。意外に安く発電できそうですね。
前回のブログで、今は太陽電池が高いのでバッテリーを入れたシステムは割に合わないと書きましたが、これぐらいのコストになればバッテリーを入れても行けそうな気がします。
次回、その辺りを検討してみます。
こんにちは。
しばらく前に日本業界紙を見ていたら、
日本でも材工含め20万/kW以下が目安だみたいな記事が出ていました。
ですので、自社企画のメガであれば20万越えると高すぎるのではないでしょうか。
実際うちが持っているものは低圧ですがほとんど全部おまかせで20万切っています。
それ以上高いと買う気になれません。
我々の仲間うちでは低圧でも15-18万/kWくらいならいいかなという感覚です。
粗悪な部材を使うのではなく、間でピンハネする人をいかに減らすかが鍵だと思っています。