太陽電池の効率というと、セルの種類やサイズ、セルかモジュールか、研究レベルか量産レベルか、などによって異なってくるので、そこを確認して聞かなければなりません。で、カナディアン・ソーラーでは多結晶の量産に近いセル(15.7cm角)で世界最高の22.8%を達成したそうです(カナディアン・ソーラー、多結晶セルの効率で世界記録、量産技術で)。
多結晶の量産レベルだとこれぐらいが世界最高になるのでしょうかね。私も現役の頃はもっと効率の数値には敏感だったのですが、もう現役を退き何年も経つので頭が混乱します。確か、単結晶の研究レベルだとセルで25%ぐらいが世界最高だったと思います。今回のカナディアン・ソーラーは多結晶で、量産レベルかどうかが記事でははっきりしませんが、量産に近いレベルのようなので、これぐらいの数値になるのでしょう。とにかく少しでも改善されているのは良いことです。
モジュールにする時にどうしても面積ロスが発生しますから、このセルをモジュールにすると効率は20%ぐらいになるのでしょうか。できれば、もうちょっと欲しいなと思いますね。
やっぱり単結晶の方が良いかな? まぁ、値段との相談になりますが・・・。
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