太陽光発電の出力変動をガスタービンで吸収しようという試みがあるようです(太陽光の出力変動に対応、ガスタービンの応答性向上へ)。NEDOのプロジェクトですね。
確かガスタービンは負荷変動への追従が速かったと思いますが、太陽光発電や風力発電の変動に追従するにはもっと応答を速くしなければならないので、その技術開発を行うようです。
太陽光の出力変動の吸収にはバッテリーをまず思い浮かべますが、バッテリーは高いですからね。ガスタービンなら少々コストがかかっても実用の範囲内に収まりそうですから、うまく行くとメリットはあります。ただ、ガスタービンだとエネルギー貯蔵ができないことや、CO2問題があることから万能とは言えないでしょう。やはりバッテリーが要るのか、あるいは揚水ですかね。多分、これらをうまく組み合わせて、応答性、コスト、CO2の問題解決の最適化を図るのでしょう。
CO2問題があるのでガスタービンは一時的な対策になるかもしれませんが、うまく使えたら太陽光の普及促進が期待できます。たとえ、十分な応答速度が得られなくても、今より追従性が改善されると、多分、系統安定性の問題が緩和されて、太陽光の普及の促進にはつながると思います。とは言え、より高速の応答ができる技術開発されることを願っています。
ところで記事の最後で太陽光の普及目標は2030年で7%になっていますが、そんなものでしたっけ。これぐらいなら、ガスタービンで応答できるのでは。とにかく、普及目標を確認して置かないと・・・。
コメントを残す