シャープが新しいバッテリーシステムを出したというニュースがありました(半分以下に小型化した6.5kWhの蓄電池、シャープが発売)。小型化したということが謳い文句なのでしょうが、それにしても値段が高すぎる!
このバッテリーシステムはパワコンを含めて228万円だそうです。バッテリーシステムってこんなに高かったかなと思い、他を調べました。以前に話題になったテスラのパワーウォールはパワコンを含まないで7kWhで3000ドルです。同じく米国のエンフェーズ・エナジーは1.2kWhと小型ですが、パワコン・工事込で19万円ほど、オーストラリアのAGLは7.2kWh、パワコンを含めて85万円。うーん。
単純には比較できませんが、シャープの価格は断トツで高いですね。
ご存知のようにシャープは鴻海が再建中で、今は少しその成果が出始めたところではないかと思います。私は太陽光発電のことしか判らないので、その分野からシャープがどのように再建されるのか関心を持って見ています。
初め鴻海は太陽電池を切り捨てるのかと思っていましたが、事業継続するようです。懸案であったシリコンの高値長期購入契約の問題も解消しました。なかなかやるなと思っていましたが、今回のこの高価格はどうなのでしょうね。鴻海はもっと大胆に安値攻勢をかけるのかと思っていましたが、まだまだシャープは高コスト体制なのでしょうか。それとも小型化がそこまで価値あるのでしょうか、確かに小さいですけれど・・・。
一般的に見ても、日本のバッテリーはかなり高いような気がします。太陽電池も日本は高いですね。シャープがダメになった背景にも多少その影響があったのではないかと思っていますが、鴻海が取り組んでもこの辺りはなかなか改善できないのでしょうか。
日本の電機業界大丈夫かなぁ。
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