久々にソーラークリニックを使って屋根発電の診断をしてみました。我が家の屋根発電はソーラークリニックに登録してあり、そこに毎月の発電量が記録されています。このサイトには各地の日射量や多くの発電所のデータが登録されていて、それらのどれかと我が家の発電データを比較し診断することができます。診断をする場合は比較するデータを指定してボタンを押せば良いだけなので、簡単で大変便利です。
で、「所沢の日射量」と比較してみました。下図です。
青線が所沢の日射量に我が家の発電容量を掛けたもので、赤線が実際の発電量です。日射量は傾斜面日射量となっていますが、補正の詳細については確認していません。
これまで3年余りの運用で、図を見ればお判りでしょうが、実際の発電量(赤線)は基準(青線)より少し下回っています。基本的に実発電量は基準を下回る筈です。夏場の方が冬場より少し多めに下回っていますが、これは夏場はパネル温度が高いことの影響を表していると言えます。
実発電量の基準に対する比を全期間で平均しますと93%でした。基準より1割弱低かったことになります。パネル規格値はパネル温度が25度の時の値で、パネル出力は温度が20度上がると1割弱低下しますから、平均してパネル温度が45度ぐらいだったというところですかね。ちょっと高い気もしますが、それほどおかしい値でもないでしょう。
おもしろいことに先月の発電量は基準よりも多くなっていました。この現象は全期間を通して先月だけです。基準として比較している「所沢の日射量」というのは所沢での実際の測定値でなく、近くの測定値から推定している値ではないかと思います。従って、多少の誤差もあり、今回のように実測値が基準値を上回ることになったのでしょう。
少なくとも3年間を通じて特に劣化や問題は認められませんでした。満足!
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