計算間違いがありましたので訂正します。赤字で示しています。
テスラー社のパワーウォールは有名ですね。日本のバッテリーの数分の一の値段で、とにかく安いことは確かです。太陽光発電に利用したくなります。しかし、太陽光発電とパワーウォールを使った時の発電コストはどれぐらいになるのでしょう。試算してみたいと思います。計算方法として、バッテリーで1kWhを充放電するといくらかかるか計算し、それに太陽光発電の1kWhの発電コストを加えたものを、総合の発電コストと考えることにします。
まず充放電コストの計算から・・・
パワーウォール2は13.5kWhで99万円らしいですが、設置工事費は不明です。私の勝手な想像で工事費を36万円(そんなもんでしょう)とします。そうすると工事費込みで135万円と言うことになります。すると容量1kWhあたり10万円になります。
で、パワーウォールは何回ぐらい充放電できるでしょうね。ここを決めるのが一番難しい。基本的に昼間に充電して夜放電すると1日に1回ほどで、一年に365回と言うことになりますが、曇りや雨もあることから、そこまでは行かないでしょう。良いところ1年間で約200回ぐらいじゃぁないですかね。
バッテリーの寿命が20年とすると20年間で4000回充放電できることになります。これぐらいが限度じゃないですかね。そうすると、パワーウォールは容量1kWhあたり20年間で4000kWhの電気を充放電できることになります。つまり、電気代として1kWhあたり
135万円/4000=33.7円 10万円/4000=25円
が充放電コストとして付加されることになります。
次に太陽光発電のコストですが・・・
先日発表された経産省の試算では、太陽光の2030年の推定発電コストは8.2~11.8円/kWhですから、バッテリー込みにしますと33.7 25円を加えて 41.9~45.5 33.2~36.8円/kWh になります。やっぱりちょっと高いなぁ。
もちろん、日本のバッテリーは高く、テスラー社の何倍もしますから問題外です。できたらテスラー社の価格も今の半分ぐらいに下がって欲しいですし、太陽光の発電コストは、私は8円/kWh以下になるだろうと思っています。また、今回の計算ではバッテリーの利用率として充放電回数を年間200回としていますが、ここはもっと工夫できそうな気がします。
こう見ると、もう少しで何とかなりそうなコストになってきているので、心強い気もしますね。とにかくテスラー社にはバッテリー価格破壊のリーダーとして頑張って欲しいです。
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