トリナソーラーというと中国の大手太陽電池メーカーですが、そこが太陽電池セルの変換効率で世界記録を出したというニュースがありました(トリナ、N型太陽電池「i-TOPCon型セル」で効率24.58%の世界記録)。
太陽電池の変換効率世界記録はややこしくて、大抵はいろいろな条件が付いている中での記録になっています。この場合も太陽電池の型が限定され、更にセルでの(モジュールでなく)世界記録と言うことです。変換効率の世界記録の話は他にもいろいろ聞きますが、最近のシリコン太陽電池セルでは24-25%ぐらいですかね。
量産になるともう少し平均値が落ちるでしょうし、モジュールにすると無駄面積のために更に効率は下がるでしょうけれど、この技術をうまく使えれば、量産モジュールで20%ぐらい行けるのではないかと思います。最近の傾向を見ていると、これぐらいがシリコン太陽電池の限界ですかね。
2-3年前まではシャープやパナソニックも効率競争に参加していたようですが、最近はとんと聞きません。諦めたのでしょうか。もう太陽電池は効率競争でなく、価格競争の世界ですからね。
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