パナソニックとトヨタが住宅事業で提携するそうですね(トヨタとパナ、街づくり事業で新会社設立へ)。タイトルでは街づくり事業となっていますが、トヨタホームやパナホーム、ミサワホームなどをまとめた持ち株会社を作ることになっています。単に住宅事業で提携するのではなく、街づくりまで事業を拡大する狙いでしょう。それにしても、家電のトップメーカーと車のトップメーカーの提携ですから、凄いですね。
パナホームはこれまでも自動車事業に関心を持っていて、米国のテスラと協業を進めていました。テスラは太陽光発電事業にも進出していましたので、面白い組み合わせだなと思っていましたが、その後どうもテスラがパッとせず、パナソニックも少し距離を置く姿勢をとっていたようです(パナソニックとテスラ)。しかし、その裏でトヨタとの提携を進めていたのですか。やりますね。もちろん、テスラとの協業も維持するでしょうけれど、どのように展開していくでしょうね。
一方、太陽光パネルの方は中国のメーカーと提携するようです(パナソニックと中国・GSソーラーが太陽電池事業で協業)。
パナソニックはHIT太陽電池の技術で世界に先行しているものの、コスト競争で中国に勝つことは難しくなっているようです。しかもHITの基本技術は特許期間が過ぎていて、このGSソーラーはHIT技術を使った太陽電池をパナソニックより低価格で攻勢をかけようとしていたようです。パナソニックは無理な競争を避けて、協業に持ち込んだのではないかと思います、想像ですが・・・。
いや、パナさん、良く動きますね。この調子で、うまくエネルギー事業(太陽電池)を取り込んだ街づくり事業を展開していって欲しいですね。
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