パリ協定についてー太陽光発電シンポジウムより

地球温暖化防止のための国際的行動の議論で、COP21のパリ協定が合意されたことは最近の大きなニュースの1つです。COP21の取り決めは地球の温度上昇を産業革命から2度以内に抑えることが基本ですが、具体的な内容はこれから各国が考えていくことになります。

COP21

さて・・・、 ニュースでは、日本はパリ協定は合意しないだろうと見ていたため対応が遅れてしまったという点ばかりが伝えられ、あまり内容が論じられていないようなところがあります。その意味でこのシンポジウムで取り上げられたのはタイムリーで、勉強になりました。

 

シンポジウムでそんなに細かいところまで判った訳ではありませんが、温度上昇を2度以内に抑えるために・・・、「脱炭素」の世界に向かう、そのための経済メカニズムを作っていく、と言うあたりが基本的方向のようです。

 

この「脱炭素」というのが重要な点で、もはや化石燃料の使用を抑えるのではなく、使わないようにしなければならないようです。石油ショックの時は「石油はあとXX年分しかない」などと騒がれていましたが、もはや埋蔵分を使い切ってはいけないようです。使い切ると地球の温度上昇が2度以上になる恐れがあるからです。ある意味、資源枯渇の問題は無くなった訳ですが、石油ショックの時はこうなるなんて思ってもいませんでした。

 

当然、再生可能エネルギーが有望視されてくるわけですが、コストの問題を解決するために積極的な投資が必要となってきます。

 

これまでも気候変動問題が顕著になるに従っていろいろな投資機関がグリーン事業に投資先を変えていたようです。これを促進するため、更にいろいろなグリーン経済メカニズムが作られていくのでしょう。

 

経済メカニズムがあると大きくお金が動きます。COP21ではそこまで狙っているようです。各国が自国に有利なようにメカニズムを作ろうとするでしょうから、国際的な調整が必要となってきます。COP21はこれからそのような調整の議論も行っていきます。問題は、日本は批准が遅れるために、このようなメカニズムを作る議論に参加できない恐れがあることです。

 

これも一種の経済戦争ですね。場合によっては日本に不利な経済メカニズムが作られるかもしれません。

 

何となくCOP21の問題が見えてきました。まぁ、批准が遅れることを今さら言っても仕方がないので、ここは日本政府に冷静に適切に対応してもらうことに期待しましょう。

 

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