だんだん世の中について行けなくなりました。「ブロックチェーン」という技法を使うと家庭に設置された(太陽光発電と)バッテリーを大規模に制御して、系統変動を抑制することができるそうです(家庭用の蓄電池を「ブロックチェーン」で統合、再エネの出力制御を抑えるプロジェクト始動)。何なのですかね、「ブロックチェーン」って。
確かに系統に大量にバッテリーが導入された時には、それらをうまく制御して系統安定化できそうだということは想像できます。それは系統運用側のメリットであって、バッテリー所有者にはどういうメリットがあるのでしょうね。単に電気が売れると言うだけなのでしょうか? 良く判りません。私も頭が固くなったなぁ。
「ブロックチェーン」というのはビットコインの時に開発された技術らしく、それ自体は確かなものなのでしょう。また、再生可能エネルギーが大量導入されるには系統安定性の問題を解決しないといけないことも確かです。更に、いずれ家庭にはバッテリーが導入されてきて有効利用が必要になるだろうとも思います。しかしこれらを利用して、系統運用者、バッテリー所有者、再エネ推進者、皆がハッピーになれるというあたりが良く判りません。
記事であまりバッテリー所有者のメリットが書かれていないことが理解を困難にしているのですが、これはドイツで試みられているプロジェクトらしく、いずれ別の報告も出てくるでしょうから、ちょっと様子を見ておきたいと思います。
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