ブロックチェーンとは仮想通貨で使われている多重管理式帳簿システムのことですが、取引追跡が正確厳重になるので、太陽光発電のような自然エネルギーのように発生源特定が価値を生む取引に適していると言われていました。このため昨年の終わりごろから自然エネルギー電力取引への応用に取り組もうという話題が良く出ていたのですが、最近はあまり聞かれないなと思っていました。しかし、みんな電力がそのようなシステムを開発したようです(世界初、ブロックチェーンで電力の流れを把握へ)。
みんな電力は新電力のベンチャーですが、ブロックチェーンを使ったENECTION2.0というシステムを開発し、今年の9月から同社と契約会社4社で実証試験をしているようです。
みんな電力、なかなか頑張っていますね。自然電力取引分野でよく名前を聞きます。自由化されたとは言え、まだまだ大手電力が圧倒的に優位な業界の中で数多く発生した新電力は、これから生き残りが大変だろうなと想像しています。このような新電力が新技術・自然エネルギーでなんとか大手と戦っているのは頼もしいことです。
しかし、ブロックチェーンを使った取引が有望になってくると大手が出てくるのでしょうね。それまでに新電力が力をつけて対等に戦えるようになっていると良いのですけれど。
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