MRJでは失態続きだった三菱重工が太陽光のハイブリッドシステムを出しました(再エネを生かす新型発電設備、太陽光×蓄電池×エンジンの「トリプルハイブリッド」)。エンジンを付けているところがひと工夫の跡ですかね。
この組み合わせは太陽光の初期のころからも検討はされてきましたが、どうにもコストがかかり過ぎて現実味はありませんでした。しかし、最近では太陽電池が大変安くなりましたので、少し様子が変わっているかもしれません。蓄電池も海外ではかなり下がっているらしいのですが、そこは良く判りません。この二つがコストダウンしてくれたら上記の「トリプルハイブリッド」は面白くなるのですが、重工はそこを目指しているのでしょうか。
システムの容量配分は、太陽光(300kW)、蓄電池(250kWh)、エンジン(500kW)となっています。私の感覚からするとエンジンが大きすぎるように見えますが、重工だとこうなるのですかね。つまり私だとこのシステム構成から、負荷はピーク50-100kWで一日需要が200kWhぐらいのものを想像してしまいますが、そうするとエンジンは100kWぐらいで良いと思います。重工の構成だと500kWのエンジンをベースに動かして太陽光と蓄電池は補助的に使うようなイメージがあります。それだと蓄電池はあまり意味をなさないような気がするんですけれど・・・。
記事では蓄電池の高速の充放電機能を活用するようなことを書いています。やはりこれは500kWのエンジンシステムで、太陽光は燃料の節約、蓄電池は高速応答のため、というところかなぁ。
太陽光のハイブリッドじゃぁなくてエンジンのハイブリッドですかね。
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