IRENAという国際再生可能エネルギー機関が、2018年で世界の発電容量の1/3が再エネ由来になったと報告しました（世界の発電容量、2018年に3分の1が再エネに IRENA調査）。
この記事、正しいことを書いているのですが、言葉を正確に理解するとより面白いですね。まず「発電容量」ですが、再エネの場合は出力が一定しませんので火力などと比べて同じ発電容量でも発電量は少なくなります。例えば、太陽光発電の発電量は火力の10分の1ぐらいしかなりません。従って発電容量で3分の1といっても、実際の発電量での比率はまだまだ少ないと思います。
もう一つ。記事で「再エネ由来電気」と回りくどい表現を使っていますが、これはFITで売られる電気は再エネ電気と言わない国がある（日本など）ためだろうと思います。多分、再エネ由来電気のほとんどはFIT電気でしょうから、「再エネ電気」を厳密に適用すると発電容量は大きく減少してしまうでしょう。
まぁ、とにかく、発電容量と書こうが再エネ由来と書こうが、再エネや再エネ由来の発電比率が進んでいることは確かです。この調子で本当に再エネ電気の発電量が増えていってくれることを望んでいます。
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