中部電力が新しい電力供給サービスを二つ発表しました。そのうちの一つに「これから電気」の「太陽光発電の自家消費サービス」と言うものがあります(中部電力、工場・店舗向け初期負担ゼロで太陽光を自家消費)。
これは最近太陽光のPPAサービスと言われているもので、工場や店舗の屋根に無料で太陽光を設置し、発電した電気はその工場や店舗の自家消費に提供し、サービス料を受け取るという方式で、工場や店舗からすれば、無料で太陽光が屋根に設置され、サービス料を払っても全体で電気代が少し安くなるというメリットがあります。
FITの太陽光発電買取り価格が年々下げられて、今や太陽光発電所を作っても売値は14円/kWh以下ですね。つまり太陽光発電は14円/kWh以下で作らなければならなくなっています。こうなると高圧受電の電気料金より安くなり、FITを使わないこんな商売が可能になった訳です。
FIT価格が16円になった昨年あたりから、この手のビジネスが有望視されるようになってきました。しかし、大手電力が直接乗り出してくるとは思いませんでした。大手電力も変わりましたね。
ただこの方式が有効なのは昼間に電気需要のある工場や店舗に限られますので、私のような個人には関係のない話ですが、とにかく太陽光が普通の競争市場に入ってきたこと、大手の電力も積極的に太陽光を取り扱うようになったということから、とても歓迎です。
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