今年の出来事

2022年もいよいよ終わりですね。この1年をザっと振り返って思いつく主な出来事をレビューしてみます。

 

  • インボイス制度

消費税が益税になっている業者が大きく影響を受ける制度です。私はまさにそれに当たるので気になっていました。これにはいろいろ反対もあってガタガタしていましたが、激変緩和策として、インボイス導入後3年間は仕入れ率8割まで認められるという措置が取られるようなので、取りあえずは激変緩和策に乗るつもりです。簡易課税制度に登録するかどうかはその後の様子を見て考えます。

 

  • パネル新税

岡山県の美作市長は執念深いですね。その執念が実って遂に太陽光パネルへの課税案が市議会を通ってしまいました。ただ、総務省の同意を得られなければ実施できないのですが、総務省は業界の同意を得ろと注文を出したようです。当然ですよ。この件、まだまだ紆余曲折がありそうです。

 

  • 東京都のパネル設置義務化

東京都の太陽光パネル設置の義務化は有名な話ですね。義務化と言っても全ての家に設置するのではなく、日照条件によって地域を分け、その地域ごとに太陽光を設置する割合を決めて義務化するそうです。また設置を義務付けされるのは個人ではなく住宅メーカーです。まだまだ有効にパネルを設置できそうな屋根が多いのに、なかなか太陽光設置が進まないことに私は不満に思っていましたので、これがきっかけになって、太陽光の設置が進むことを望みます。

 

  • 太陽光の保守規制強化

50kW以下の小規模太陽光の保守についてはこれまで規制が緩かったものが見直されました。設備の事故や改造などは勿論、基礎情報についての報告が義務となります。また保守規定を定めて使用前検査をすることも義務付けられます。FIT太陽光はいろいろと規制が強化されてきたのですが、小規模の非FIT太陽光は手付かずでした。最近は自家消費用の非FITが増えてきましたので、ちょうど良いタイミングだったと思います。

 

  • 太陽光は雑所得?

確定申告の際に太陽光発電所得が事業所得と見なせると給与収入などと合算して節税することが可能ですが、雑所得となると別に所得と税金の計算をしなければならなくなります。この見分けについて国税庁が指針を出しました。300万円以下の収入は雑所得になるそうです。サラリーマンが副業として太陽光を1基だけ運営している時などがひっかかりそうです。ただ、300万円以下でも帳簿をつけて管理していると事業所得と認められるそうなので、危ない人はしっかり帳簿をつけた方が良いですね。

 

  • 太陽光発電価値をNFT化

NFTというのはNon-Fungible Tokenの略で、ネット上の仮想空間で価値を持つもののようです。メタバース内で使のでしょうか。私はこの意味が良く判らないのですが、とにかく最先端のネットの話に太陽光が関連していることが嬉しいです。興味津々なのですが、これは今後どのように生かされていくのでしょうか。

 

  • インフレ

2022年はインフレの年でした。太陽光に関する話としては、電気料金の値上がりが上げられます。一方で、太陽光発電自体が安くなっていますので、FITに頼らずとも自家消費で太陽光発電が経済性を持つようになってきました。これから電気代が上がってくると、太陽光は更に経済的になってきそうです。これは大きな話です。FITがほぼ終焉を迎える中で、自然な形で太陽光が利用できる時代に変わってきたと言えます。

 

  • 太陽光発電の経年劣化

これは私の個人的な経験になります。私の運営している発電所は今年で9年になりますが、定期点検で少し劣化しているように感じました。まだパワコンは良く稼働しているようですが、昨年にパネル不良が見つかったほか、今年もパネル割れが発見されました。トラブルには至っていませんが配線の劣化も進んでいるようです。来年でやっとFIT期間半分の10年ですが、後半は少し保守コストが増えていきそうな気がします。

 

まぁ、こんなところだったかなと思います。今年は太陽光が市民権を得てきたなと実感できる年でした。来年も更に普及が進んできてくれることを願っています。

 

 

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