経産省の2020年度予算の概算要求が公表されています(経産省の概算要求、再エネ主力化・分散システムに2161億円)。再エネ・分散エネ関係は2161億円ということですが、これは多いのですかねぇ、少ないのですかねぇ。
こういうものは、前年度の実績に対して少し色を付けたようなものが多く、前年度の実績も知らずにあまりものが言えませんが、政府の再エネへの投資も実用面の開発重視に移っているような気がします。個別テーマにある太陽光の立地制約克服や再エネ導入のための系統関係への投資などは、本当にこれから必要なものですからね。ただ、数日前のブログでも指摘しましたが、国家予算の具体的な項目名は、名目だけ中身は別のことがありますので、すこし割り引いておく必要もあるでしょう。
蓄電池に関して「革新的な蓄電池を実用化するための基盤技術開発」というのはどうなんですかね。革新的というのも良いですが、海外で蓄電池は急速にコストダウンしていて、日本の数分の一の値段になっていますから、まずはその問題解決を早くやって欲しいと思います。それに、蓄電池だけでなく太陽光のコストも訳も分からず高いですよ。これが日本の大きな問題です。
技術開発への投資も良いですが、現状の訳の分からないコストアップ要因をどうしたら軽減できるか、経産省も判っているとは思いますが、なかなかこの問題が解決しないですね。そこが一番気になりました。
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