北杜市太陽光発電所に行ってきました、不良パネル例2

もう一つの不良パネルのサーモビュアー(サーモカメラ)像は下図のようになっていました。

FLIR0046

パネルの中の二つのセルが異常発熱しています。温度は70度ほどでした(他のセルは50度ほど)。昨日紹介した不良パネルでは100度ぐらいまで温度が上がっていましたが、これはそこまで上がっていないので、昨日のような焦げた跡はありませんでした。従って、目視では発見することができないので、サーモビュアーが必要になってきます。

 

このパネルを少し離れたところからサーモビュアーで見たのが下の像です。

FLIR0048

最初離れた位置からこの像を見た時に「おや!」と思って、近づいてみたら最初のような画像となり、異常発熱であることが確認できました。

 

この異常セルは70度ぐらいの温度であるため(他のセルは50度ほど)、多分、この二つのセルは何らかの原因で電流が小さくなり、そこに他のセルから無理やり電流を流そうとして発熱したものと見られます。いわゆる、ホットスポット現象です。

 

普通、太陽電池が発電していると、太陽光エネルギーの一部を電気エネルギーとして外に出すことになるため、その分、セルの温度は下がります。大体、普通に発電していると3-4度ほどそのセル温度を下げることになります。一方、ホットスポット現象があるセルは温度が他のセルより高くなっています。実は、加熱のためのエネルギーは他のセルで発電したエネルギーから来ているので、ホットスポットのセルは他で発電したエネルギーを浪費していることになります。

 

この異常パネルの例でいうと、

発熱セルは他のセルより20度ほど温度が高くなっています。発電で下がるはずの3-4度の6倍ほどです。これは他のセル6枚で発電したエネルギーをホットスポットで浪費していることを意味します。この例ではホットスポットのセルは2枚あるため、両方で12枚分ぐらいのセルで発電したエネルギーが、ホットスポットのセルで浪費されていることになります。一つのパネルで60枚セルがあるので、その20%ほどのロスです。

 

しかし、ストリングやアレイ全体でみると、1枚のパネルの20%というのはごく一部のロスであるため、なかなかモニタリングから発見することは難しいでしょう。

 

逆に言うと、まだ発電出力にほとんど影響を与えないぐらいのロスであり、また発熱異常と言っても70度ぐらいなら危険性もないので、この段階では特に対応の必要はないと言えるかもしれません。ただ、異常があることは認識しておいた方が良いと思います。

 

とにかく、全体的に見ると北杜サイトは良好で、昨日と今回報告した2件ぐらいしか異常は見つかりませんでした。もっとも、見学が駆け足だったため、全体の1割程度しか観察できなかったので、本当はもう少し異常パネルがあったのかもしれません。

 

異常パネルについての報告はここまでとして、次回は他に気づいた点を報告します。

 

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