台風15号により千葉県に大停電が起こりました。日本で台風によってこんな停電が起こるとは思ってもみませんでした。被害に遭われた方々にはお見舞い申し上げます。ただ、この停電で住宅太陽光発電を持っている家では、昼間は電気を使え災害に強いということが再認識されたことは良かったと思います(千葉の大規模停電は太陽光の有無で明暗、見えてきた新たな選択肢)。
昨年の北海道の大地震の時もブラックアウトが起こり、太陽光の便利さが認識されたのですが、その時はこんなにすぐに同じような大停電が起こるとは思っていませんでした。しかし今回の災害を見て、私も家の太陽光発電をどのようにしたら自立運転できるのか確認しておきました(笑)。台風の威力も増し、今では大停電の危険がとても高くなっているのですね。もう電力会社に頼らず個人で自衛しなければならないのでしょうか。
ところで、上記に取り上げた記事では「マイクログリッド」のことが紹介されていますね。マイクログリッドとは配電網の中の一部をまとめて独立運転できるようにしたものです。もちろんマイクログリッド内に発電設備を備えていなければなりません。マイクログリッドの概念は系統の信頼性が低いアメリカで生まれたものですが、日本は電力の信頼性が高く分散電源は高かったので、あまり顧みられませんでした。しかし、太陽光が安くなり、系統の信頼性がこのように低くなると、日本でも現実味が出てきます。この場合は個人でなく、地域で自衛するということになります。
まぁ、マイクログリッドだけでなく、系統に対してこれからいろいろな変革があるような気がしますね。太陽光が実用レベルになり、あと蓄電池がもっと安くなると、電力事業も変わってくるでしょう。そういう変革には期待したいと思います。
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