東証のインフラファンドに上場している太陽光発電の「いちごグリーン」投資法人が、今後10年間の予想分配金を公表しました(上場投資法人の10年分の予想分配金を公表)。下図がその予想分配金です。
大体6000~7000円ほどですね。ファンド価格は本日の終値で91500円ですから、6-7%の分配率になります。FITのお蔭で事業が安定していますから、20年ぐらいこの分配が続くでしょう。悪くないですね。そうすると20年で120~140%分配されるということになり、たとえファンドの価格がゼロになっても取りあえずは利益が出ます。ま、ゼロにはならないと思いますが・・・。
今のような低金利が続くなら、銀行利子よりはずっと利回りが良く、安定した資産運用になると思えますが、その割にインフラ投資ファンドは人気が無く市場は冴えません。これに業を煮やした「いちごグリーン」が今後10年間の分配金予想を公表して、何とか注目を集めようとしたようです。
東証のインフラ投資ファンドに上場している法人は今のところ3法人。いずれもメガソーラーを10数基運用しています。それらの発電所はFIT初期の40円、36円の高値買取り案件が多く、メガソーラーは規模が大きいため立ち上げに時間がかかり、その間に太陽光発電の建設コストが下がったので、結果的に収益率はかなり高くなったと見られます。従って、このような高い分配が可能なのでしょう。
最近はあちらこちらにメガソーラーを見かけますが、結構儲かってそうですね。いや、これは私の妬みかな・・・。
太陽光発電はFITで発電の高値買取が保証されており、日照もそれほど大きく変わらないでしょうから、事業はかなり安定的です。太陽光のファンドも安定的だと考えて良いでしょう。ただ、20年間の間にインフレがあると、FITは固定価格買い取りなので、高値買取りでなくなってしまう恐れはあります。まぁ、そんな酷いインフレは無いと思いますが・・・。とにかく私もインフラ投資ファンドの太陽光にもう少し人気が出て欲しいと思っています。
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