せっかく太陽光発電を設置しても、南側に大きな建物が建つと影になって発電を阻害される恐れがあります。特に住宅屋根設置の太陽光発電では、この恐れは大きいですね。この場合に太陽光発電側から日照権を主張して損害賠償を要求できるのか、この問題はずっと気になっていましたが、それに関する記事がありました(新築ビルの影で太陽光の発電量が減った場合、損害賠償の対象ですか?)。
この記事によると影による損失補償は法的には保障されてなく、影によって設備が損害を受けた分(残存簿価のうち影により被害を受けた分)は補償が受けられるだろうけれど、損失利益までは補償されない可能性が高い、ということのようです。ダメになった分はチャラになるけれど、儲けそこなってしまうということですね。
太陽光発電が普及すると日照権が昔以上に重要になると思っていましたが、日照権を主張できるのは生活を守るための時で、儲けるためには難しいようです。ちょっと残念ですが、妥当なところですかね。南側に建物ができそうなところは要注意です。
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