太陽光発電の動作チェック8(メーカーとのやりとり2)

(カテゴリ: 屋根太陽光発電)

今回は「ソコデス」とのやり取りを紹介します。

結果から先に申しておきますと、こちらの方は行き違いから話は全く進展しませんでした。しかし、とりあえずレスポンスはあったので、まずそれを紹介します。

 

 

  • まず私の方からは質問というよりも、メーカーとコンタクトしたいという意味で次のような趣旨のメールを出しました。

<趣旨>

測定で「ソラメンテ」と「ソコデス」を比較してみて、測定された直列抵抗値にかなりの差があることが判った。 この理由が知りたいのでそれぞれのメーカーの技術者にコンタクトしたい。「ソラメンテ」の技術内容については私の管理会社を通じてメーカーの技術者にヒアリングすることができるが、「ソコデス」についてはそちらを通じてメーカーと接触することができないか。

 

 

  • これに対して次のような返答が来ました

たぶんソラメンテはZのほうですね。
初期型で、ソラメンテZはクラスター断線した場合、バイパスダイオードに電流が流れる場合、断線した部分の反射を取っておるわけではなく、単純にバイパスダイオードの抵抗数値がでるだけですので、ソコデスでみている抵抗値と大きく数値が違います。
また、単純に微弱電流を流してしてので、20mm以上のケーブル長になった場合、電流がもどらず、測定ができない場合があります。
バイパスダイオード以外の抵抗数値がでても、単純に腐食でながれにくくなったのか、断線かの違いが初期型では正確に判断できません。
また、あくまでも数値の表記だけなので、測定者が判断する必要があります。
新型(改良型)を近々に出す予定と聞いていますが、まだ何をどの様に改良したのか聞いていません。
上記のような内容をご理解お願いします。

 

 

  • この回答は「ソラメンテ」ついてなので「ソコデス」の方とコンタクトとれないか再度お願いするとともに、上記の答えが意味不明なのでさらに下記のような確認をしました。

<確認>

なおソラメンテの御回答について、いくつか疑問点があります。
御回答のようにソラメンテは本当にバイパスダイオードの抵抗を見ているのでしょうか。
とすると、ソラメンテは太陽電池でなくバイパスダイオードの異常を見ているのでしょうか。
バイパスダイオードの抵抗値は電圧によって大きく異なりますが、どれぐらいの電圧で測定しているのでしょうか。
「ソコデス」がバイパスダイオードの順方向抵抗を測っているとして、その場合、太陽電池のマイナス側からプラス側へ電流を流していると考えて良いでしょうか。
今回ソラメンテで測定した端子からIVカーブトレーサーでも測定しています。従って同じ回路の測定で、IVカーブトレーサーではソラメンテより大幅に少ない抵抗値が測定されています。このため配線の抵抗は十分小さいと見られます。また何度も測定しなおしていますので、測定端子で接触不良があるとは思えません。ソラメンテの測定や内部処理上、大きめの値が出てくると見られますが、いかがでしょうか。

 

 

—– やり取りは以上までで、その後連絡はありません。

結局、「ソコデス」については技術的な確認はできませんでしたが、「ソコデス」の表示は妥当な値であったこと、「ソラメンテ」の方は前回紹介したやり取りでほぼ内容が掴めていたことから、これ以上は追及しませんでした。

 

それにしても

せっかくメーカーさんから答えを頂いているので、それにとやかく言うのは良くないとは思うものの、やはりひとこと言いたくなります。

 

まず、前回も今回も最初の対応が人を馬鹿にしたような内容であること。

まぁ、こういう対応は太陽光発電に限らずいろいろなところで出会いますが、そういう対応をされると、こちらも相手を責めたくなってしまいます。

 

さらに問題だと思うのは、答えている内容がおかしなこと。文面からして技術屋さんが答えているとは思いますが、表面的なことにとらわれて中身を十分理解していないのではという気がします。まぁ、今回程度の内容では大勢に影響は与えないと思いますが。ただ、メーカーの人が答えたからと言って決して信用はできないこと、自分でいろいろとクロスチェックしないといけないことは確かでしょう。

 

「ソラメンテ」「ソコデス」については大体のことはわかってきました。「サーモビュアー」についても触れていきたいのですが、これにはかなり時間がかかると思います。従って次回はこれまでのことを少し補足しながら纏め、「太陽光発電の動作チェック」についての話は終わりにしたいと思います。

 

sunnyboy

 

 

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