職人革命会というところ(今はエナジービジョンという組織らしい)が無料で実施した太陽光発電のOMのセミナー(太陽光発電購入後の不安を解消する無料セミナー)に行ってきました。
保険会社とOMサービス会社が無料で実施するセミナーなので、宣伝と勧誘のようなセミナーかなと思っていましたが、意外に勧誘は全くなく真面目にOMの説明をしていました。2時間に保険とOMの話を詰め込んだので、時間が無く入門のような内容になっていましたが、太陽光発電メンテナンスの基本的なことは知ることができるセミナーだったのではないかと思います。
保険については想定される事故や保証の範囲などを一通り説明していました。発電所オーナー用の保険だけでなく、施工業者が入っておくべき保険についても説明がありましたが、まぁ、保険の話は置いておいて・・・、
保守については下図のような一覧表にまとめていました。
話を低圧に限りますと、重要な点は
- ●発電所にはモニターを付けて毎日管理する
- ●低圧だと年に1回ぐらいの点検を行う
- ●モニタリングで異常を見つけた時に駆けつけ検査する
- ●雑草処理
といったところでしょうか。低圧ぐらいだと、これ以上の保守管理はコスト的に行いにくくなるようです。エナジービジョンの話だと、保守管理にかけられる費用は年間売り上げの5-8%ぐらいになるとのことです。
定期点検や異常時の検査には、ソコデス、ソラメンテIS、サーモビュアーを用いるようです。このやり方だと明らかなパネル内での断線は検出できますが、パネル出力が10-20%ぐらい落ちているという劣化は検出が困難です。ただ、このような劣化を証明することは簡単でなく、現実問題としては対応できないものとして諦めざるを得ないのでしょう。
説明者はよく実務を知っていて、上記だけでなく雑草問題や点検・洗浄などの説明もしていました。この会社は結構しっかりと保守をやってくれるだろうなという印象を持ちました。
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