太陽光発電所のモニタリング

私は太陽光発電所の管理方法としてモニタリングを一番重視しています。私が行っているモニタリング方法についてはカテゴリーの「モニタリング方法」にいろいろ書いてありますが、ざっとまとめると下記のような方法をとっています。

  1. 1. モニタ装置をつける
  2. 2. 近くでデータが採れて比較できる発電所を確保する
  3. 3. データ比較は1kWあたりの1日発電量で行う
  4. 4. できるだけ毎日モニタする
  5. 5. 記録するなど手を使いモニタする

上記の内、1から3までが技術的な方法論で、4と5は精神論のようなものです。

 

実際、私は自宅屋根発電に対し自宅近くのメガソーラーのデータと毎日比較・記録していますし、所有している野立ての発電所については同じ場所にあるファンド運営の発電所のデータと比較・記録しています。

 

比較している発電所の日々の発電量は微妙に違いますが、大体のところ一致していますので、どちらかに異常があればすぐに判るだろうと思っています。それぞれの発電量と比較した値をできるだけ毎日EXCELに記録するようにしていますが、ここまでするのは少し大変かもしれません。10年、20年に亘る作業なので、負担の無い方法にするのが良いとは思います。

 

モニタリングは毎日が基本ですが、以前にこのブログで紹介したサーモカメラによる検査は年に1-2度現地で行い、IVカーブトレーサーによる検査は、モニタリングやサーモカメラで異常を感じられた時に、詳細検査に使うのが基本的な考え方です。

 

で、取りあえず毎日モニタリングしていますが、これだけ細かくモニタリングしていますと、1%程度の微妙な発電状況の変化も見えてきました。

 

スネイルトレイルに伴う劣化現象ではないかと疑われるので、今は興味を持って追いかけています。次回はその紹介をします。

 

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