日照時間で太陽光発電量は計算できない

(カテゴリ: 元太陽光発電技術者の独り言)

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最近、日照時間を使って太陽光発電の発電量計算をしてしまった間違い例がTwitterで話題になっていました。下はその一つです。

日照時間

もともとはある太陽光発電システム会社の広告で間違って発電量を計算しているのが、専門家の目に留まったようです。その会社の広告を見ると、どうやら日照時間と日射量を取り違えているようです。

説明HP

この二つの言葉はよく間違って使わるようなので、このブログでも違いを説明したことがあります(日射量と日照時間)。似た言葉なので普通の人がこの二つを混同していても大した問題にはならないですが、さすがに太陽光発電の会社が発電量の計算に間違って使うのはお粗末そのものですね。

 

私のブログに書きましたように、日照時間は一定の強さ(晴天の12%ほど)以上の陽が照っている時間なので、同じ日照時間でも陽の強さによって発電量は異なります。陽の強さまで反映した量が日射量で、通常、発電量の計算には日射量が使われます。

 

どうもこの会社は最近に日本に進出してきて間もない海外の会社のようで、まだ日本語に慣れていないところもあるようですが、自社の専門分野で基本的な間違いをするのは頂けませんね。まぁ、この国ではこのレベルの会社はザラにあるようなので本人たちは楽天的なのかもしれません。むしろ、この程度で日本に進出していること馬力はすごいと思います。

 

さて広告では、40kWの太陽光発電が日照時間1988時間(神戸)で

40kW × 1988 = 79,520kWh

の発電をすることになっていますが、神戸なら日射量1,200kWh/kWぐらいで

40kW × 1,200 = 48,000kWh

が妥当なところですね。

 

酷い間違いですが、これを信じて買うと、実際には6割程度しか発電しないことになります。もっとも、買う方もこの程度の知識は持って購入を検討しなければならないということでしょう。なんせ、高い買い物をするのですから。

 

ところで、これらの言葉と混同して「日照量」や「日射時間」という言葉を使っているのを見かけることもありますが、専門用語としてはこのような言葉はありません。言葉のひびきから言いたいことは判りますが、太陽光発電に関与されている方は間違えて使わないようにした方が良いでしょう。

 

言葉を正確に使う方が格好良いと思います。

 

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