田淵電機が私的整理の申請をしたそうですね(田淵電機、私的整理制度を申請)。田淵電機と言えば一部上場の会社で、太陽光発電分野ではFITが導入されてからパワコンメーカーとして結構名が知られていました。その田淵電機が私的整理とは、時代の流れを感じます。
FITが導入される前は、私は田淵電機と言う会社を知りませんでした。FIT後、急にパワコンメーカーとして知るようになったのですが、田淵電機のパワコンが特に何か特長があるというような話は聞きませんでした。それでも太陽光バブルの頃は田淵電機のパワコンは良く売れていたようです。経営不振の原因は、その太陽光発電用のパワコンが売れなくなったことらしいです。
しかし、太陽光発電のバブルは一時的でリスクがあるということが判らなかったのでしょうかねぇ。FITを導入する時、経産省は「太陽光バブルが発生しても3年程度で抑える」ということを事前にアナウンスしていましたから、普通なら無謀な投資を避けると思うのですが・・・。小さなベンチャーならリスクをかけて投資するということはあるでしょうけれど(実際、ベンチャーで倒産しているところはたくさんあるようですが)、田淵電機は一部上場なのですがねぇ。
判っていてもリスクをかけて投資してしまったのでしょうか、安易ですねぇ。私的整理を申請したというのも、何か安易な感があります。こんなことで復活できますかねぇ。復活しても、もっと地味ーーチに経営した方が良いでしょうね。
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