しばらく休んでいる間のニュースの中で、「発電所は余っているのだろうか」と思わせるものがいくつかありました。ご存知かもしれませんが紹介します。
- 東電、石油火力すべて停止へ(記事)
記事よれば2018年に石油火力をすべて停止するようです。ガスなどへ切り替えるということなので、これだけでは必ずしも発電所が余っているということにはなりませんが、次のような記事もありました。
- 関西電力の需要が減り続ける(記事)
関西電力の話ですが、今年は昨年より需要が100万kWも下がり、需給率は88%にとどまったらしいです。震災前に比べると需要は300万kW以上減っているようです。
- 経産省が節電目標見送り(記事)
この記事は会員制なので、私は会員でないため詳細まで読めませんでしたが、電力の予備率(需要に対する供給の余力)が8%を確保できる見通しなので、節電要請は出さないとのことです。
状況証拠ばかりですが、要するに電力(発電所)は余っているというにならないでしょうか。
それでも原発を再稼働させるというのはコストの問題らしいですが、原発が低コストと言っても廃燃料や廃炉処理コストがいまだにはっきりしませんからねぇ。大丈夫でしょうか。もっとも、電力が余っているのに何故高いコストを負担してまで再生可能エネルギーを導入するのかという議論も成り立ちますが。こちらはCO2問題のためということになりますね。
こんなに原油が安いのに石油火力を停止しても良いなんて、とにかく電力がひっ迫しているという状況では無いようです。しかし余裕のある今は、電力供給の再構築を進めるチャンスのような気がします。もちろん関係者はそんなことは判っていて努力しているのでしょうが、どのように変わってくるのかまだまだ判りません。そんな簡単に判る問題でもありませんし・・・。
とにかく変化が期待されるというのはある意味、楽しみでもあります。私としては、太陽光発電が今よりもっと役に立つようになって来ると期待して、このような記事を漁っています。
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