10月1日に福島産総研で「太陽光発電システムの評価・診断セミナー」が開かれ、参加してきました。このセミナーは一言で言えばIVカーブトレーサーのメーカーによる実演のようなものでした。セミナーの参加は無料でしたが、場所が福島なので交通費がかなり掛かってしまいました。
実演を行ったメーカーは日本カーネルシステムという会社です。この会社はIVカーブトレーサー以外にパワコンの評価機器なども産総研と開発しているようです。IVカーブトレーサーはイプシロン400、イプシロン1000(それぞれ400V対応、1000V対応)という機器を提供しています。イプシロン以外にもガンマというIVカーブトレーサーも提供しています。
イプシロンとガンマの違いは専門的になってしまいますが、イプシロンがコンデンサ負荷方式、ガンマが電子負荷方式と言うことになります。電子負荷方式の方が汎用性は高くなりますが、通常使うにはイプシロンで十分でしょう。(もう少し専門的なことを深めますと、電子負荷方式の場合は電圧がマイナスまで掃引できるのでバイパスダイオードの状況も確認することができます。)
イプシロンの特徴は測定時間が0.2秒と言う点で、これなら日射の変動をほとんど気にすることなく測定ができます。これは素晴らしい点です。これまでの普通のIVカーブトレーサーだと、高速のものでも測定時間は1-2秒ぐらいだったと思うので、随分改善されたものです。価格は別途見積もりと言うことで判りませんでした。
講習の内容については長くなるので次回にしたいと思います。
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