昨日予告しましたように、自家消費型の住宅用の太陽光発電の試算をしてみます。
まず、質問者の家庭電気代が月に8000円ほどと言うことですから、電気使用量は300kWhぐらいだろうと思います。つまり一日に平均10kWhぐらい消費していることになります。これなら太陽光パネルは3kWぐらいで間に合いますね。もちろんパネルだけでは足りない日がありますので、系統からの電気を使うことが前提です。
バッテリー容量は、家庭の一日電気使用量に合わせるなら10kWhということになります。それだと高くなってしまいますが、とりあえずこれで計算してみます。
まずパネル3kWで60万円、パワコンが20万円ぐらい(家庭用はなぜか高い!)、バッテリーが10kWhで100万円ぐらいとします。
更にパネル寿命30年、パワコン寿命15年、バッテリー寿命10年、とすると、30年で400万円かかることになります。つまり1年に13万円、そうすると月に11000円ぐらいですが、これ以外に毎月の電気代が2000円から3000円、あるいはそれ以上にかかるでしょう。
節約してバッテリーを5kWhにするとバッテリー代は50万円ですね。30年で250万円ですから1年8.3万円、月に7000円ぐらいになりますが、これ以外に電気代が月に5000円から6000円かかるでしょう。
いずれにせよ、今よりは月に何千円かは余分にコストがかかることになります。ただバッテリーがあると停電時の対策になりますから、これが高いと考えるかどうかは個人の判断です。
上記のように、設備の仕様はパネルとバッテリーの容量で大体決まります。購入に際してはこれらの希望を言って、あとは販売店で考えてもらう方が良いでしょう。メーカーがどこが良いのかは分かりません。太陽光をやっている大手ならバッテリーも併せて全体で提供してくれると思います。機器相互の互換性や相性があるの、少々高くついてもまとめて提供してもらう方が良いと思います。とにかく、現状ではバッテリーを小さ目にすることをお勧めします。
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