NECが2050年までに事業活動におけるCO2排出量“実質ゼロ”を目指すという新目標を発表しました(NECが再エネ利用で新目標、「グリーン電力」を積極的に活用)。エコにつながる目標なので歓迎できますが、中身を見ると少し「???」とも感じます。
まず「CO2排出量“実質ゼロ”」と“実質”という言葉を使っているところで既に「逃げ」の姿勢を感じますね。まぁ、これは良いとして、太陽光発電を積極的に導入していく計画を作ったようですが、これまで「2020年までに360kW導入」だったのを大幅に上方修正するそうです。
いや、ちょっと待ってよ。NECの目標が360kW??? 360MWの間違いじゃぁないの??? どうも間違いでは無さそうですね。下のような図で説明したそうです。
とにかく360kWではあまりに少ないから、目標を一気に75倍したようですが、それでも少ないですね。目標を従来の設備容量のkWベースから発電量のMWhベースに変えたので判りにくくなっていますが、元のkWでいうと75倍の27000kW、つまり27MWになったということですね。そこそこの値になりましたが、やはりNECのような大企業の目標としては小さいです。
それでも太陽光発電を27MWも設置する自信が無く、グリーン電力の購入も使って実現するそうです。
いやはや、逃げまくりの姿勢ですね。NECは再エネに積極的なのか消極的なのか良く判らなくなりました。まぁ、消極的に歓迎することにします。
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