英弘シンポジウム「太陽光発電事業の課題」3

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英弘シンポジウムで参考になった点を更にいくつか紹介します。

 

  • ●最大発電量比較

1日の発電量で毎月の最大発電量を抜き出して毎年比較すると、年ごとのバラつきが少なくシステムの健全性を判断しやすいらしい。年ごとのバラつきは10%以内に収まるようだ。これは確かに有効な方法かもしれない。ちょっと面倒だけれど、私のデータでも検証できそうなので、時間を見つけて試してみよう。

 

  • ●日射が安定していれば日射強度は少々弱くて良い

一般的にパネルの出力測定する時は800W/m2以上の強度の光を使うことが推奨されています。しかし、今回英弘がIV測定を行った経験では、800W/m2も日射強度が無く500W-600Wぐらいでも十分で、それより日射が安定していることの方が重要とのことでした。

そもそもこの800W/m2以上というのは特に根拠が無いのではという意識はありました。多分、これは測定器会社が測定誤差があった時の言い訳に使うためのようなものでしたが、測定器会社がユーザーの立場で使ってみると、やはり800W/m2以上というのはそれほど重要ではなかったようです。

 

  • ●北杜サイトのその後

北杜でのNEDOの実証サイトは既に北杜市に移管されていますが、その後もフォローされているようです。その担当者がメガソーラーの課題についてプレゼンするなかで北杜サイトについても触れていました。北杜は既に10年を超えていますが、現状を今まとめていて、そのうち公表するとのことでした。

 

この他、市民NPOからのプレゼンもありました。市民NPOといっても太陽光発電を普及する側のNPOですが、彼らも最近の太陽光発電所の事故については気を揉んでいるようです。市民の意識が再生可能エネルギーの普及から安全へと変わってきているようです。大量普及に向けて、市民に受け入れられる努力をすると言うのは大切ですね。

 

このシンポジウム、何の気なく参加したのですが、結構よくまとまっていて面白かったと思います。次回どのようなことがされるのか判りませんが、ある程度太陽光発電を知っている人は参加する価値があると思います。

 

会場ではやはり英弘精機の商品の展示もありました。その一つを次回紹介します。

 

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