英弘シンポジウム 「太陽光発電事業の課題」2

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さて、英弘は設置後2年強経過した「あみソーラーパーク」で全てのストリングのIVカーブを測定し、パネルの状態の評価を行いました。前回紹介しましたように、既にモニタリングで全体的に2-3%の出力低下がある(汚れの影響を含む)ことは確認されていましたが、IVカーブ測定でもう少し細かいことまで分かります。

 

このIVカーブ測定で面白いことが分かりました。見づらいですが下がそのIVカーブです。

汚れIVカーブ

測定ではIVカーブに「ア」と「イ」の2つの歪が見られました(図ではイの歪はほとんど見えませんが)。この内、アの歪はCISでは見られなかったようです。

 

アの歪について、英弘ではモジュール下部に溜まる汚れの影響だと解析しました。モジュール下部は雨などで流れてきた汚れが溜まるところで、ほとんどの太陽電池アレイで見られる現象です。汚れがセルにまでかかっていることも珍しくありません。この汚れによる僅かな電流の減少がアの歪ということです。実際に下部の汚れを清掃すると、歪は無くなったようです。

 

モジュール下部の汚れを清掃することで2%ほど出力も改善されたようです。2%は大きいですね。パネルをまめに掃除することは十分価値があるようです。

汚れIV原因

アの歪は結晶系シリコン太陽電池特有の現象で、CISでは見られていませんが、これはCIS太陽電池ではセルの配列上全てのセルに均等に汚れの影響が出たためのようです。歪が無いからと言って汚れの影響が無いわけでなく、IVカーブの歪としては見えなかったということです。

 

モニタリングから判った全体的な出力低下が2-3%であったのに対し、モジュール下部の汚れだけで2%程度出力を低下させていたということは、その他の原因による出力低下は1%程度と言うことになります。2年強で1%ほどの低下と言うのは、一般的に言われている劣化率0.5%/年とほぼ一致していますが、まだこの辺りはずっと継続して調べていく必要があるでしょう。

 

今回の測定で英弘はこれ以外にもいくつかノウハウなどを報告しています。それらについては次回紹介することにします。

 

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