野立て発電所の定期検査に行ってきました

(カテゴリ: トラブル例)

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私が運営している発電所では、通常の管理を管理会社に委託していますが、年に一度定期検査には立ち合いに行くことにしています。管理会社は結構しっかり検査していますので、立会しなくても大丈夫なのですが、オーナーとして年に一度は現地を見ておきたいと思い、立ち合いで実施することにしています。

 

業者による定期検査は目視検査やソラメンテを使ったストリング検査、雑草処理などを行っていますが、立ち会っていても暇なので私は別にIRカメラで一通り異常がないか見るようにしています。ただ、今回の定期検査は天気が悪かったので、IRカメラの検査は行わず目視検査だけを行いました。

検査

で、 業者によるソラメンテによる検査では異常はなく、目視での検査や雑草の状況も問題はありませんでした。ただ、私は今回の検査で一つ発見したことがあります。

 

この発電所はFIT初期の頃の発電所で、低圧分割で分譲していました。その内の一つを私が所有している訳ですが、隣接している他の発電所の状況も目視できます。分割されたどこのシステムも同じメーカーから購入したパネルを用いていますが、よく見ると電極パターンが何種類かありました。更によく見るとスネイルトレイルが発生しているパネルが見かけられました。で、スネイルトレイルが発生しているパネルは、ある電極パターンに集中していることに気がついた訳です。ものによってはかなり酷くスネイルトレイルが発生しています。

スネイルトレイル

ということは、このスネイルトレイルはモジュールの品質に依存して発生している可能性が高いということですね。スネイルトレイルのよく発生している電極パターンのモジュールは同じバッチで生産されたと考えられ、そのバッチは生産管理が悪かったか品質の違った基板が使われたなどの理由が考えられます。

 

よくスネイルトレイルの発生は工事中にパネルの取り扱いが悪くて発生すると言われますが、今回の現象はそうでないことを示しています。もっとも、今回のソラメンテでの検査は全発電システムに対して行われ、どことも異常は見られなかったので、まだスネイルトレイルによる電気的問題は発生していないと思われます。

 

まぁ、まだ稼働4年なので今後問題が起こるかもしれません。引き続きしっかりモニタリングしたいと思っています。

 

 

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